男を傷つける「5つの禁句」を、可愛く言い換える方法
ケンカの火種はいつもたった一言。悪気はなくても、つい口走ってしまった一言で、彼氏とケンカ、果てには別れてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか?
ブライダルサービスのアニヴェルセル株式会社が、首都圏・関西在住の20~37歳の男女1397人に行なった調査から「交際相手に言われて傷ついた言葉ランキング」の1~5位をご紹介します。
さらに、これらの言葉はどう言い換えれば、男性を傷つけずにすむのか? コミュニケーション・インストラクターの杉山美奈子氏に、聞いてみました。

草食系に見える男性であっても、意外と「男らしさ」というワードには敏感なもの。杉山氏も「男の人はプライドもあるので、ふざけた雰囲気で軽い気持ちで言われても傷つく一言です。女性も『女として最低』や『それでも女かよ』と言われたら、女性として認められてないと思ってしまいますよね」と指摘します。
「深刻度によって言い換える言葉は異なりますが、軽い感じであれば、『●●さんらしくないね』といった言葉がよいでしょう。いつもは男らしいあなたが今日はちょっと違うというニュアンスから、間接的に男らしくない、男らしくあってほしいということを伝える方法です。許しがたい出来事があった場合も『●●してほしかった』と、男らしさには触れず、具体的な要望を伝えましょう」(杉山氏)
<言い換え例>「●●さんらしくないね」
「男性としては、好きな人を大事にして、やれることはやっているつもりでいる方がほとんどでしょう。この言葉を言われてしまっては、自分の気持ちを感じてくれていない、気持ちが伝わってなかったというショックをうけます。『もうちょっと連絡してほしいな』や『もっとデートしたい』など、こちらも具体的な要望を口にするとよいです」(杉山氏)
<言い換え例>「もうちょっと連絡してほしいな」
「これは『好きならなんで別れるんだ!』と思ってしまいます。また、気遣われているようで、みじめに感じるかもしれません。『好きな人ができた』はストレートすぎますが、まだマシです。『ごめんね。もう付き合えない』や『1人の時間を大事にしたい』など、相手を否定せずにキッパリ別れを告げましょう」(杉山氏)
<言い換え例>「1人の時間を大事にしたいの」
「もし、彼氏と交際を継続したいのであれば、まずは場所を変えてみましょう。『久しぶりに、昔一緒に行った公園に行こう』と、具体的な提案をするのも一つの手です。楽しかった時と同じ体験をすることで、彼氏のことを嫌いになっている自分に気付くかもしれませんが、現状を変えることが重要です。自宅デートが多く、会話もマンネリになっている方には特にオススメです」(杉山氏)
<言い換え例>「久しぶりに、昔一緒に行った公園に行こう」
あまりにストレートな一言。1位にあがるということは、多くの女性が「うざい」という言葉を使ってしまっているということでしょう。
「しばらく会わない方がいいかもしれません。『仕事で疲れてるから、今週は会えない』など、相手のせいでなく状況のせいにして距離を置いてみるとよいでしょう」(杉山氏)
<言い換え例>「仕事で疲れてるから、今週は会えない」
男性が傷ついているのは、プライドや彼女への思いを否定するような言葉。しかも、「言いっぱなしで、言われた彼氏がそれに対して否定するしかない、会話が膨らまない言葉」(杉山氏)でもあります。不満な点に対しては、具体的な要望や意見として伝え、会話が成立するようにすることが基本のようです。
「これらは友達や知人には使わない言葉。彼氏だから気を許してしまいがちですが、口にする前に知人に言える表現かどうか一回考え直して言葉を選ぶと、ケンカは避けられると思います」(杉山氏)とのこと。口は災いのもと。少なくともこの5つの言葉は使わないよう心がけたいですね。
【杉山美奈子氏】
コミュニケーション・インストラクター。山梨学院短期大学非常勤講師。『暮らしの絵本 話し方のマナーとコツ』は37万部のベストセラーに。ほか、『できる大人のモノの言い方・話し方』など著書多数
■調査概要
調査主体:アニヴェルセル株式会社
調査方法:インターネット調査
調査対象:首都圏・関西の20歳~37歳男女1400名(有効回答:1397人)
調査期間:2013年9月10日~18日
http://www.anniversaire.co.jp/
<TEXT/林健太>
