A.B.C-Zがあの”地獄の特訓”に挑戦!ロスジェネの根性見せるか?
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>
今年、デビュー5周年を迎えたA.B.C-Z。
先日は、これを記念したCD「Reboot!!!」を発表し、ファンイベントも大盛況でした。メンバーの平均年齢もアラサーとなり、本来なら貫禄も出てくるところ。
しかしながら、なぜか彼らは十分なキャリアと裏腹に永遠の後輩感をまとっているのです。何ゆえか?
それは、A.B.C-Zが、ジャニーズにおける“ロスジェネアイドル”だからです。
ロスジェネとは、本来は社会に出る時期がバブル崩壊後の就職氷河期に重なってしまった世代を指します。上には先輩たちがつかえており、正社員の枠も少なく、年齢が上がっても“後輩”であることを余儀なくされたポジション。
A.B.C-Zには、良くも悪くもロスジェネ感が漂っています。
3月11日放送の「ABChanZoo(えびちゃんズー)」(テレビ東京系)で、彼らは日本一のスパルタ学校・管理者養成学校に放り込まれました。都心から離れた教室で、厳しい指導のもと心身を鍛え上げるというものですが、なにやら体育会系企業の社員研修に使われそうなヘビーさ。
世間から“ブラック認定”されることに皆が怯える昨今、あっさりとタレントを過酷な取材にブチ込むジャニもジャニですが、やっぱりというか最年少の橋本良亮さんは、早々に先生とぶつかりボイコットを決めるのでした。
残った4人、河合郁人さん、戸塚祥太さん、塚田僚一さん、五関晃一さんも、個ではがんばるものの、チームワークの向上までは気が回らず、苦戦を強いられます。ふてくされて逃げたセンターと、彼を残して続けるメンバー。
これを見て私の口をついたのは、「ないわ~。……いや、ある!」という言葉でした。それでこそ、天上のキラキラアイドルでなく、地に足のついた、けれど十分に魅力的なA.B.C-Zなのです。
しっかり大地に足を踏ん張っているからこそ、 骨太なアクロバットもできるというもの。かっこ悪いところもさらけ出せるのは、芯にきちんとカッコいいものを持っているからです。結局、河合さんの説得で橋本さんも戻り、5人はグループ愛を噛みしめました。

えびちゃんズーに見るA.B.C-Zのロスジェネパワー!
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