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「毛皮コートは残酷!」とリアーナに猛抗議。日本でも炎上したタレントが…

 アメリカの歌姫リアーナが、シリア難民に毛皮のコートを寄付するよう動物愛護団体から求められている。

そのコートをシリア難民に寄付して

 動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)は、リアーナがクリスチャン・ディオールによる2018年のクルーズ・コレクションのファッションショーで、ひざ下丈の毛皮のコートを着用していたことを批判。その毛皮のコートを、シリア難民のような本当にそれを必要する人々に寄付するよう求める手紙を、リアーナに送ったという。
リアーナ

毛皮を愛用するリアーナ。かつて「恥知らず!」と抗議を受けたことも

 PETAのスポークスマン、アンドリュー・バーンスタイン氏は、その手紙の中で「我々は、先週のディオールのイベントで、毛皮を着ているあなたを見てがっかりしたというファンからのたくさんのコメントを目の当たりにしました。我々のように彼らも、あなたが毛皮を持つことをやめ、何も実際殺さずに悩殺できるようなスタイルを選んでくれることを願っています」 「さらに、あなたの毛皮を我々に寄付することをお願いしたいです。すべての毛皮のアイテムが、狐、ミンク、コヨーテなどにすさまじい痛みを与えることになります。毛皮産業により、たたかれ、感電死させられ、毒ガスをみまわれ、しばしば生きているままで皮をはがされます。さらに、毛皮は人間にも大きな損失をもたらします」 ⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=706220
毛皮

檻の中で短い一生を過ごすミンク。 「ミンク」といえば高級毛皮のイメージだが… ※NPO法人 動物実験の廃止を求める会(JAVA)のウェブサイトより

「過去にシリア難民やホームレスに毛皮を送ったことがありました。あなたがハーバード大学の人道主義者賞の受賞スピーチで雄弁に述べたように、このことは『ポジティブな意味でたくさんの命に』影響を与えました」と訴えた。2015年、PETAは毛皮のコート約100点をフランスに住むシリア難民に送っている。  祖国バルバドスに病院建設をしたり、貧しい子供の教育支援にも積極的に関わり、ハーバード大学より「人道主義者賞」を表彰されたリアーナだが、現時点ではPETAのこの手紙に対しコメントを出していない。実は、毛皮を愛用するリアーナが批判を受けるのは今回が初めてではない。数年前に香水の発表会に出席した際には、毛皮に抗議する人々が会場に押し掛け「恥を知れ! リアーナ」と猛烈に批判されたこともあった。

中村アンやGENKINGも毛皮で炎上の過去

 こういった毛皮論争は、普通に暮らしていると縁遠い話のように思われるかもしれないが、実は日本でも毛皮反対運動は行われている。東京では「毛皮反対デモ行進」がほぼ毎年実施されている。さらに、リアーナのように毛皮論争に巻き込まれた芸能人は日本にもいて、タレントの中村アンは「このコート欲しい」と毛皮らしきものを着た写真をインスタに投稿したところ、批判が殺到し炎上した(2015年)。また、GENKINGも2016年末、リアルかフェイクかわからない毛皮コートを着た写真をインスタに載せて炎上。
 その一方で、動物愛護に注力しているのは杉本彩。前出のPETAが行った反毛皮キャンペーンのポスターにヌードで登場したこともある。その際、本物の毛皮を着なくても、おしゃれで優雅になれるということを人々に知って欲しいと語っていた。そして、その言葉通り、動物性素材を使わないブランド「Dear Elsa(ディアエルザ)」を立ち上げ、「ファッションに犠牲はいらない」というメッセージを発信している。
<TEXT/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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