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卵子凍結って誰でもできるの?費用は?子供がほしい独女を救う夢の技術なの?

人工授精と体外受精の違いって?

チューリップ 前回のお話で、妊娠の適齢期は20代ということで、クリニックに来る患者さんは、ほとんどがアラフォー以上のようですが。 山中先生「40代の夫婦では最初から体外受精を希望するケースも増えていますね。ですが体外受精は1回50万以上と費用もかさむため、2~3万ほどでできる人工授精から試す方も多いです。」  人工授精と体外受精との違いもままならないのですが……、そんなに金額が違うんですね。 山中先生「人工授精は“採取した精子を子宮に直接入れる”方法で、体外受精は“卵子と精子を採取して、体外で受精させる”方法ですね。  名前は確かにまぎらわしいですよね。“人工”の方が“体外”っぽいというか(笑)。  農園などで人為的に「めしべ」に「おしべ」をくっつける方法を「人工授粉」といったり、人工授精は馬とか牛とかの交配のための技術でもあるので、その言葉を人間の妊娠に対して使うので違和感があるのかもしれないですね…。」

精子凍結って!?

 最近、合コンで参加男性から「しばらく結婚できそうにないから、精子凍結を考えてるんだ。」と話を聞いて衝撃を受けました! 精子凍結も今流行っているのでしょうか? 山中先生「どうなのかな~、精子は凍結にも強いので、有り得る話ではあるけれど…。ですが卵子と比較すると、精子の数や運動性は年齢の影響は小さいので、凍結維持の毎年の高い更新料を払ってまで、精子凍結する人はまだ少ないんじゃないかな!?  睾丸の病気や、抗がん剤治療を受けないといけなくなった場合には、卵子凍結と同様に有効な手段ではあるけれど。それでも、流行っている……!? かどうかは分かりませんが、卵子凍結が話題になっているので、男性の中にも、そういう意識を持つ人が現れているのかもしれないですね。」  なるほど、男性の生殖機能はやはり女性より加齢に強いんですね。いいなぁ……
不妊治療

写真はイメージです

山中先生「凍結ということでは、卵子より精子の方が昔から行なわれています。大学病院など一部の不妊治療クリニックでは、夫が無精子症など体外受精でも妊娠が難しいご夫婦に、ドナーからの提供精子による人工授精が行われています。その際、精子は使用されるまでは凍結保存がされています。  日本では卵子の提供は認められていませんが、こういった形の精子提供は、学会に登録施設では認められています。」  えっ……卵子はダメなのに精子の提供はOKって、差別じゃないですか! 山中先生:「差別というか、、、(汗)。卵子提供が行われている国もありますので、それぞれの国の倫理観や宗教的な背景などで、受け入れられる基準とそうでない基準があるのだと思いますよ。  日本も昔は一夫多妻制でしたよね。言い方を変えると、その時代には、一人の男性の精子で複数の女性が妊娠するということが、社会に受け入れられていたともいえます。」  卵子凍結ですが、未婚の時に実施しても、結婚してから自然妊娠に成功して、結局使わなかったパターンも多いようです。でも保険があるとないとじゃ、精神的な状況はだいぶ変わりそうですね。  噂では海外では、違法な卵子ブローカーが暗躍しており、度々摘発・逮捕されています。日本人女性の卵子は高く売れるという都市伝説もあるようですが、真相はどうなのでしょうか……。 ―産婦人科医インタビュー vol.2― 【取材協力】山中 智哉・・・医学博士、日本産科婦人科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医 現在、『六本木レディースクリニック』にて、体外受精を中心とした不妊治療を専門に診療を行なっている。 <TEXT/ミフル> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
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