『屋根裏の恋人』の石田ひかり、心の声が性悪…娘に「浅はかな女に育った」
クセものだらけの『屋根裏の恋人』(土曜23:40~ フジテレビ・東海テレビ系列)に夢中です。特に女性陣がことあるごとに、主人公の衣香(石田ひかり)にマウンティングを仕掛けてきます。
しかし、衣香の心の声が誰よりも毒舌なんじゃないかと確信してきました。
考えてみると、第1話の最初っから、姑の千鶴子(高畑淳子)や親友・杏子(三浦理恵子)に「自分が人の中心にいないと気が済まない女がいる」と毒づいています。
この心の声をよくよく聞いていると、「~な女が嫌いだ」と締めるパターンが見られます。衣香さん、良き控えめな妻を演じてますが、声だけ聞いてると周囲の女性のことが全員嫌いじゃないですか!
そして、身の回りの人だけではなく、一般論としても「強欲なメス」とか「理性をはずせるバカな女」とか、結構、口が悪いです(笑)。
いつものことですが、杏子が自宅に遊びに来つつ、新しいカバンと靴を見せびらかしにやってきました。玄関先まで見送る衣香は、杏子が新しい靴でつまずくのを顔色変えずに「復讐」と、心の中でつぶやきその様子を見届けてました。すげえ念の強さです。
また、恋愛に走って男に騙されていた娘に対しても「自分の娘が愛だの恋だの言う浅はかな女に育ったことを残念に思う」と心の中で言ってのけました。普段は、マウンティングで下の方に見られている衣香ですが、的確すぎる心の声は、もはや衣香無双です。
衣香は、自分にも厳しいことをフラットな目線で言っています。「はしたない女」とか、「強欲な女」とか、戒(いまし)めのようです。
そうなんです、身の回りの嫌いな女性のこともひっくるめて「女の嫌な部分」を総合して訴えているのです。同族嫌悪の部分もあるのでしょうか。
また「こういう浅はかな女が羨ましい」と本音を明かすこともあります。
よく、上司に怒られたり、女性の同僚に嫌みを言われても大人しく聞いてる女性っていますが、そういう人って衣香のように心の中でとんでもなく性悪な毒を吐いている場合もあるかもしれませんね。
衣香の毒舌独り言に「こういう女いる」と納得しながら見てしまうのも、最近のこのドラマの楽しみ方になってきました。
<TEXT/タケダマコ>
主人公は周囲の女性のことが全員嫌いなのでは
マウンティングで下に見られていても、心の声は無双状態
今日は30分遅い24:10からです
— オトナの土ドラ 屋根裏の恋人 (@tokaitv_dodra) 2017年6月17日
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