Gourmet

冷凍「お水がいらないラーメン」大ヒットの秘密は? お店級の味への“こだわり”を聞いた

 おいしい噂、食べて聞いて大検証。 キンレイ『お水がいらないラーメン』えびそば一幻・えびみそ 先日、人気急上昇中の「冷凍ラーメン」があるとの噂を聞きつけました。その名は、アルミ鍋の鍋焼きうどんで有名な「キンレイ」から発売されている『お水がいらないラーメン』シリーズ。えっ、お水が要らないってどういうこと? どうやってつくるの? と最初は疑問だらけだったのですが、実際に食べてみて、そのおいしさに納得!  そこで今回は、その類まれなるおいしさの謎に迫るべく、キンレイ広報部を取材! 2014年に発売以来、累計1600万食(2014~16年度)を突破したという大ヒットの秘密を探ってまいりました。

見た目もキレイ!3層構造で名店級の味に

 ではまずはじめに、商品をカンタンに紹介すると、1人前のラーメンがこんな感じにパッケージされています(※8月21日、パッケージが一部リニューアルに)。 ⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=744794 キンレイ『お水がいらないラーメン』えびそば一幻・えびみそ ラーメン横綱 袋を開けてみると、小鍋に入るサイズの円盤が出現。下からスープ、麺、具材の順でキレイな三層構造になっています。 ⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=744795 キンレイ『お水がいらないラーメン』凍ったラーメン 作り方は超カンタン。凍ったラーメンを鍋に入れて弱火にかけ、スープが溶けてきたら火力を上げて全体を煮立てるだけ。お水の計量は一切不要で、出来上がりはこんな感じになります。 ⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=744798 キンレイ『お水がいらないラーメン』出来上がり 食べてみると、麺もスープも神レベル! なんでこんなにおいしいのか? その謎をキンレイに聞いてみました。

おいしさの秘密は、「ストレートスープ」にあった

 キンレイによれば、「ストレートスープ」(※)を急速冷凍していることが最大の特徴。冷凍食品で主流の「レンジ調理」は、ストレートスープの解凍時間が長くかかってしまうため、あえて「鍋調理」にこだわっているんだとか。 ※編集部注:水などで薄める濃縮スープに対して、薄める必要がないのが「ストレートスープ」。  つまり簡単に手早くあたためることで、風味や味わいを失うことなく、本格的なラーメンが再現できるそうなんです! たしかにスープがあまりにおいしいので、シメに「追い飯(ごはんを入れる)」は必至でしょう。  その他、今年5月に完成した新工場では、炒め野菜などを調理する鍋はステンレスでなく「鉄鍋」を採用したり、冷凍能力を向上させるなどの工夫で、より本格的な味を目指すそう。

女性にオススメのラーメンは、鶏白湯ラーメン「至鳳」

 では、「お水がいらないラーメン」シリーズで、一体どのラーメンが人気なのでしょうか? 同シリーズのうち、人気ベスト3を聞いてみると・・・(2017年4~6月、同社出荷実績) 3位 お水がいらない ラーメン黒王 京都・吉祥院発祥の人気店「ラーメン横綱」監修。濃厚な豚骨スープに黒マー油をきかせたスープが特長。 キンレイ『お水がいらないラーメン黒王』2位 お水がいらない 中華そば金醤 昆布などの和風だしと鶏ガラを炊き出した風味豊かなスープに、3種の醤油をブレンドしたかえしのコクと香りが広がる。 キンレイ『お水がいらない中華そば金醤』1位 お水がいらない ラーメン横綱 京都・吉祥院発祥の人気店「ラーメン横綱」監修。豚骨等から炊き出した濃厚な深いコクのあるストレートスープが特徴。 キンレイ『お水がいらないラーメン横綱』 さらに、女性に人気があるのは、「お水がいらない ラーメン至鳳」。鶏の旨味が楽しめる鶏白湯ラーメンで、とろりとしたコクのある濃厚スープが特徴となっています(写真は8月21日リニューアル後のもの)。 ⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=745015
お水がいらない ラーメン至鳳

お水がいらない ラーメン至鳳

 今回一通り試してみましたが、私が最も感動したのは、札幌のえびそば「一幻」の監修商品。えびと豚骨の風味が効いたコクのあるスープは、ラーメン屋に行けない女性の心をガッチリつかんでくれています。 キンレイ『お水がいらないラーメン一幻』 今後はさらに商品バリエーションが増えるそうで、8月21日には、「お水がいらない 長崎ちゃんぽん発祥の店四海樓」と、「お水がいらない ほっこりかぼちゃのほうとう」が新発売される予定。
お水がいらない 長崎ちゃんぽん発祥の店四海樓

お水がいらない 長崎ちゃんぽん発祥の店四海樓

お水がいらない ほっこりかぼちゃのほうとう

お水がいらない ほっこりかぼちゃのほうとう

 どうやらおいしさの秘密は、「鍋焼きうどん」で培われた技術の結晶にありそう。東京のスーパーでは取扱い商品が限られているため、確実に食べたい人にはオンラインショップがオススメです。 <TEXT,PHOTO/スギアカツキ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【スギ アカツキ】 長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、独自で長寿食・健康食を研究し、各メディアで活躍中。Twitterは@akatsukinohana
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ