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Amazon、人気レストラン“出前”を全米で!日本上陸あり?

 米 アマゾンがレストランフード宅配サービスに本腰を入れ始めるようだと話題になっています。
Amazonレストラン

「Amazonレストラン」公式サイトより https://www.amazon.com/restaurants

鳴かず飛ばずの「Amazonレストラン」をテコ入れ

 とにかく勢いのあるネット通販ジャイアント。本家アメリカのアマゾンは、8月末に自然食品スーパーマーケット大手の「ホールフーズ・マーケット」を買収し食料品販売にさらなる力を入れ始めたばかりですが、今度はこれまた手薄の分野であるレストランフード宅配サービスに力を入れる予定なのだとか。  実は米アマゾン、1時間でレストランフードを宅配するサービス「Amazonレストラン」を2015年から大都市限定で実施していましたが、利用できる店舗がローカル店に限られていたため、いまいち認知度が上がらず仕舞いだったのです。  そんな中、9月下旬に発表されたのがアマゾンとオンライン・フード注文サービス大手「Olo」との業務提携。  約200のレストランチェーンとのパートナーシップと、全米各地に広がる同社のサービス網を使ってフード宅配業務に本腰を入れる計画が『ブルームバーグ Bloomberg』など各メディアの紹介で明らかになりました。

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 同社はこれまで「シェイクシャック」など行列の出来る店や調理に時間のかかるイタリアンやチャイニーズ、ファミリーレストランなどでテイクアウトを注文する際、店舗に着く前にネットでオーダーと支払いを済ませておけば待ち時間がゼロで済むというサービスを展開。  今回の業務提携でアマゾンは、「Olo」のデジタルオーダー&決済のノウハウと自社で培(つちか)ってきた素早い宅配サービスを組み合わせ、「Amazonレストラン」を簡単で便利、選べる店舗の種類も豊富な宅配サービスとして生まれ変わらせたいようです。

「待ち時間ゼロ」から「自宅で楽ちんポチっとデリバリー」

『フォーブス Forbes』によると、「Olo」の取引先には、日本にも2年前に上陸し未だに行列が絶えないハンバーガーレストラン「シェイクシャック」や、歌うアイスクリーム店としてお馴染みの「コールド・ストーン・クリーマリー」をはじめとする人気のレストランチェーンの名前がずらり。
 今のところ、「Olo」の取引先の中で正式に「Amazonレストラン」を利用すると発表したのは全米に約90店舗を構えるイタリアンチェーン「Buca di Beppo」のみですが、アメリカのメディアはどこが参戦するのか興味津々。  女性誌『コスモポリタン Cosmopolitan』他、多くのメディアが大人気店「シェイクシャック」の名前を挙げ、「私たちの大好きなファストフードが家まで宅配される日も近い」と興奮気味に紹介しています。  アメリカで成功すれば、近い将来、アマゾン・ジャパンで同様のサービスがスタートする可能性は大きいです。  仕事で疲れて帰ってきた夜にポチッと「シェイクシャック」のハンバーガーを夜食代わりに、家飲みの際にポチっとつまみを注文、なんてことが現実になったら楽ちんでいいかもしれないですね! Source:「Bloomberg」https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-09-22/amazon-looks-to-deliver-shake-shack-chipotle-in-restaurant-push 「Forbes」https://www.forbes.com/sites/tompopomaronis/2017/09/26/amazon-is-hungry-why-chipotle-and-shake-shack-will-be-delivered-to-your-door/#3d5337af5c36 「Cosmopolitan」http://www.cosmopolitan.com/food-cocktails/a12458336/amazon-fast-food-delivery/ <TEXT/アメリカ在住・橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
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