【AV男優・森林原人の性活相談 第121回】 経験人数9,000人、出演本数10,000本以上、下は18歳から上は69歳まで、性別の垣根を越えてさまざまなエッチを経験するAV男優・森林原人が、女性の性に関するお悩みに答えます。 相談者：匿名・37歳 　森林さん、はじめまして。37歳、既婚の女です。 　男性は女性が中イキしたかどうか分かるものですか？ また、男性の方でも気持ち良さに違いはありますか？ 　セフレとはいつも気持ちの良いセックスを楽しんでいます。でも、ひとりHではイキますが、セフレとのセックスでイッたことがありません。 　たとえるなら、ひとりHでイクは大きな波がザバーンとやって来て、急激に引いていく感じ。対して、セフレとのセックスは、常に心地の良い波に乗って漂っているような感じです。 　今までそれで不満があったわけではないのですが、先日、自分で指を入れてイッた時に、明らかに膣が普段と違う締まり方をするということに気付いてしまったのです。あぁ、今ここに挿れてたら、絶対気持ちいいのに！ と。 　男性は気付かないものですか？ 　まず僕の持論を説明します。男からすると、女性のイキは自己申告制で、それを鵜呑みにするのが最良の選択です。イッたかイッてないか、その真偽を追求しても答えは出ないし、それが判明したところでお互いに幸せになるわけではなく、大抵どちらかの自己満に過ぎません。女性のイキを追求するのは、砂漠で蜃気楼越しに湖が見えているようなもので、あるように見えるけど近づいてみたらなかった、ぐらいに捉えておくのがマナーかと。 　この持論に則ると、中イキしたかどうかは自己申告なしでは男にはわかりません。ただ、膣の中が収縮したり痙攣したりするのは分かります。 　ここが重要なのですが、それでも、膣内の変化と中イキを結びつけて考えてはいけません。二つを結びつけてしまうとイキ神話に囚われてしまい、セックスで相手と心身共につながるという最上の喜びを見失ってしまうからです。セックスに課題ができて、一体感よりも達成感を求めてしまうのです。 　あくまでも、目の前に起きている事象を確認したというだけのこととしておくのがいいです。 　膣内の変化が分かると言いましたが、そうなるには経験が必要です。女性からすると、そんなバカなと思われるでしょうが、どれほど経験を積んでも目視していないと膣と肛門のどちらに入っているのかすらも間違うものです。男性器のみでの知覚能力はその程度の敏感さです。ヒヨコのオスとメスを見分ける能力が訓練によるものであるように、男性器の感覚を意識する訓練を積むと知覚能力がアップします。 　具体的には、膣を意識的に締めることができる女性とセックスして、「締めているわよ」「緩めたわよ」と言葉で教えてもらい、締まるとこういう感覚なのか、緩むとこうなのかと学習するのです。 　こういった訓練を積むことで、膣の変化を感じ取れるようになります。そうなると、当然のごとく男性器が敏感になっていますので気持ちよくなりやすくなります。さらに付け加えると、男性器の性質として勃っている時と勃っていない時では全然感度が違い、男性器の感度が上がれば大きくなりやすく、大きくなっているときの方が感度が高いのでますます感じやすくなります。