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岩崎恭子は不倫ではない?2年別居でも婚外恋愛しちゃダメなのか

亀山早苗の不倫時評――岩崎恭子(40)の巻>  次々と報道される有名人の不倫。その背景にある心理や世相とは? 不倫事情を長年取材し著書多数のライター・亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)
岩崎恭子(40)

バルセロナ五輪(1992年)金メダリストの岩崎恭子(40) ※岩崎恭子オフィシャルブログより https://ameblo.jp/kyoko-iwasaki/

 26年前のバルセロナ五輪で、「今まで生きてきた中でいちばん幸せでした」という名言とともに、競泳史上最年少で金メダルを獲得した岩崎恭子(40)が、ブログで不倫を認め、離婚を発表した。   11月6日発売の週刊誌『FLASH』がスクープした、50代の既婚男性と茶髪ロングのかつらにサングラス姿の岩崎さんの手つなぎデート写真は、なかなかに衝撃的。有名人が婚外恋愛をするのがいかに大変か、その心中は察するにあまりある。相手の男性もすでに離婚しているのだという。岩崎恭子は、相手との関係を解消したとブログで語っている。  この一件を受けて、「もう少し待てば不倫ではなくなるのに」という声も上がっている。お互いに惹かれ合ったのなら、双方とも離婚届を出してからつきあえばいい、ということだろう。だが、これ、よく考えてみると、岩崎さんはすでに2年も別居状態だったわけであり、相手側もすでに離婚が成立しているとなると、どちらもつきあっている時点で「婚姻関係は破綻」していたのではないだろうか
岩崎恭子『母と娘が見つけたほんとうの金メダル』

岩崎恭子『母と娘が見つけたほんとうの金メダル』(三起商行、 2004年6月)

 婚姻関係が破綻しているなら、他の人と恋愛をしてもやむを得ないはずだ。そもそも、好きな人ができてしまったのに、離婚届を提出するまでつきあってはいけないというほうが不自然だ。 「まじめで幸せな家庭生活を送っている岩崎さん」が、一般的なイメージだから、茶髪かつらをかぶって他の男性とデートしていたのは、それを裏切るものだったのだろう。だが、個人的には実はまじめであったがゆえにカモフラージュのかつらをかぶったような気がしてならない。11月11日におこなわれるイベントにも彼女は欠席が決まったそうだ。  彼女のしたことは、一般人が勝手に抱いているイメージを裏切ったかもしれないが、実状は当事者以外にはわからない。イメージを裏切ったことで仕事を失うことについては気の毒としかいいようがない。

これは、一般にも起こり得る事態

「こういうこと、ママ友の間でもありますよ」  そう言うのは40歳の主婦・ルミコさん(仮名)だ。彼女は35歳で子どもを産んだ。周りのママ友は総じてもっと若い。 「だからなんとなく私は常にオブザーバー的立場でいられるんだけど、見ているとママたちはみんな自分たちのイメージで人を判断しているなと思います。いかにも元ヤンみたいなママが、どこかで他の男性と会っているのを見られたらしいんですよね。でも周りの反応は、『まあね、彼女なら何やってるかわからないよね』という反応。だからといって彼女が話しかけても無視するようなことはしません。怖いからかしらね(笑)」 離婚 ところが2年ほど前、優等生で誰に対してもにこやかに接するママが離婚をした。原因は彼女の不倫だという。あくまでも噂である。夫が出ていったので、そのママは変わらずその地域にいたのだが、そのときは大バッシングが起こった。 「聞こえよがしに『ダンナがかわいそうよね』とか、『ふしだらな女に育てられた娘はどうなるのかしら』とか。そもそも彼女の不倫が原因だったというのは噂に過ぎない。それなのに、そんなふうに言われてしまうのは本当にかわいそうだった」
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優等生ママが明かした、離婚の真相は……?
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