マッチがジャニーズカウントダウン参戦♪ビックリ仰天な逸話の数々
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>
ジャニーズカウントダウンにマッチこと近藤真彦さんの出演が決まりました。これに小さくガッツポーズをしたのは、マッチと同年代の大人ヲタのみなさんです。
少女ヲタのみなさんにとっては、「母がファンだけど自分はよく知らない」とか、「大先輩だから自担は緊張しちゃいそう!」といった感じのご興味かと思います。
「すさまじい人気だったらしいけど……」という声も聞こえますが、どれくらいすごかったかというと、ぶっちゃけマッチひとりで今の男性アイドル全員倒せるほどのパワーがあったのです。マジで。

マッチがデビューした1980年代前半、少女たちが求めていたのは「ヤンチャでオラついてるけど実は優しくてシャイな男性」で、近藤さんは完全にこれでした。
今もジャニーズの後輩たちに歌い継がれる「ギンギラギンにさりげなく」(1981年)でオラオラしたかと思うと、続く「情熱☆熱風せれなーで」(1982年)では好きな子に手も出せない恋心を歌い、「不良っぽい人ってちょっと……」と敬遠していた優等生まで落としてみせたマッチ先輩。
これにより、全国で「クラスの女子全員がマッチファン」という状況が生まれました。
で、「女子全員がマッチファン」となると、他者よりアタマひとつ飛び抜けたいのが女心。結果、本当は「山田花子」なのに「近藤花子」と彼の姓を名乗ったり、「マッチの妻」などと自称する少女があちこちで見られました。マウンティングって昔からあったのです……。
さらに人気上昇したマッチさん、『ハイティーン・ブギ』(1982年)なる映画に主演します。人気漫画の映画化で、彼が演じたのは暴走族のメンバーなれど紳士的な藤丸翔。
それはいいのですが、本作ではキスシーンがあったため、日本中の女子が嫉妬と悲しみに悶えることとなりました。「キスくらいで大げさな……」と思われましょうが、なにせ時代は昭和。映画館で慟哭する少女が後を絶たなかったのです。
また、本作のヒロイン・桃子のイメージに合わせ、全国的にポニーテールにする女性がやたらめったら増えたのもマッチ由来の出来事です。
以後も女性たちを魅了しながら精力的に活動を続け、男っぽさを見せてくれるマッチさん。変わらぬその姿を拝めるのは、往年のファンにとってかなりの癒しになりましょう。
素晴らしい先輩ですから、今年のカウントダウンは後輩たちに華をもたせる粋な計らいをしてくれるはず……!
M!A!S!A!H!I!K!O!
近藤真彦 オンリーユー!
マッチさんにエールを贈りながら、大晦日を楽しみに待ちたいと思います。
<文/みきーる イラスト/二平瑞樹>
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みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』