ジャニーズのオンラインショップがついに開設。ファンはどう見る?
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>
令和元年5月6日。ついにジャニヲタの悲願だった“ジャニーズオンラインストア”がスタートしました。
オープン当初こそサーバーが混み合いましたが、ほどなく復旧。商品画像を見ながらサクサク買い物できる幸せに、私は涙を禁じ得ませんでした。
“ジャニーズショップ(実店舗)で買い物する”となれば、行列は必至。そりゃもう、一仕事でありました。
休日の表参道でひたすら順番を待つ間、道行く人は興味深げな視線をなげかけます。で、「なんだろう?」「ポップコーン?」「いや、“じゃんがららあめん”の列じゃね?」などと勝手なことを言っていく。
ついに「何の列ですか?」と聞かれたりし、「あ、ジャニーズの……(ショップでたんまり写真を買うために並んでおります)」と、デクレッシェンドぎみにつぶやく照れくささ。
そんでようやく店内に入ると、私の前にいた少女の一団がなぜか私の見たい場所に先んじて駆けていくのです。彼女らはひとしきりワーキャ-写真を評したあげく、「あー! 楽しかった!」と1枚も買わずに出ていったりする。な、なんなん?
こういう人たちもいれば、何度も財布の中を見直しながら、連れ帰る写真を丁寧に選ぶ子や、娘に頼まれたらしい写真を必死で探すお母さんもいます。もちろん、◯◯くん全部セット! を豪快に買い上げる人も少なくない。
そんでそんで、会計時、店員さんが並べた写真を見ての確認タイムは、なんかちょっぴり気恥ずかしい。
そんでそんでそんで! 好きなタレントの名前が連打された長~いレシートを受け取るときは、なにげに誇らしい。
果たして帰宅後、レシートの長さを計って悦にいるさまは、まるで趣味の釣りで大物を釣り上げたお父さんのよう。買ったばかりの写真群とレシートを見比べつつ飲む酒も、たまらんものがありました。
こうした“レシート遊び”の楽しさをのぞけば、やはりオンラインストアは秀でています。してみれば、サーバーの混雑もネット上のバーチャル行列のようなもの。家で寝転びながら「がんばって並んでる私気分」も味わえるし、野ざらしの中立ちんぼするよりだいぶラグジュアリーといえましょう。
注文した写真は1週間ほどで発送されるとのことですが、まぁ、待ち時間も楽しみのうち。私も早速頼んでみたので、ワクワクしながら待ちたいと思います……!
<文/みきーる イラスト/二平瑞樹>
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みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』