ワンピースの下にパンツで広がる夏のおしゃれ。黒レギンスから変えて涼しげに…
【モードをリアルに着る! Vol.88/小林直子】
スカートの下にパンツやレギンスをはくのはもはや当たり前となりました。
そのスタイルは一部のファッショナブルな人々の奇妙な自己主張、または田舎の下校途中の中学生の制服のスカートのジャージ姿以外でも、ごく普通の人の日常着として街でも見られるようになりました。
それまではスカートの下と言えば、タイツ及びストッキング、素足にソックス、もしくは何もはかないかでしたが、そこにレギンスやトレンカ、そして今回取り上げられるアンダーパンツが加わり、スカートの下に何をはくかの選択はより広がりました。
特にスカートの下にはくように作られたパンツをアンダーパンツと呼びます。形状としてはパジャマのパンツに近く、薄地であること、またウエストはゴムであることが多いのが特徴です。
エンポリオアルマーニで見つけたこのスタイルも、ワンピースの下にアンダーパンツを合わせ、意外性のあるドレスの着こなしの新しいバランスを提案しています。
まずはアンダーパンツの選択です。
基本的にはワンピースと同じ色のものを選ぶといいでしょう。というのも、スカートの下から出るパンツの色が違いすぎると、どうしてもそこで着ているものが分断して見え、バランスが悪く、脚が短く見えてしまうからです。それを避けるためにも、まずは全く同じ色、もしくは同系色を選ぶといいでしょう。
例外は、深いスリットが入って、脚が腰あたりから見えるものです。脚のラインが縦長に見えるのでしたら、違う色を持ってきて、逆に縦ラインを強調しても構いません。
自分が合わせたいと思っているワンピースのデザインによって、より脚が長く見える方法を選択するといいでしょう。
広がったスカートの下に何をはくかの選択
パンツと呼ばれるぐらいなので、レギンスほどタイトに脚には張り付かないため、脚のラインを出したくない人たちにはうってつけです。もちろんそれだけではなく、目新しいバランスとしても、スカートの下のアンダーパンツの着用は、寒さ対策や脚隠しでもなく、おしゃれなものとして今では欠かせないものになっています。
ワンピースの下にアンダーパンツ
ワンショルダーで片方の肩を出しつつも、脚は透明感のある薄い生地のアンダーパンツで隠してくるというひねりのある表現は、真夏の暑い時期に、目にも涼し気に映るよう考えられた、高度な着こなしテクニックを駆使したものと考えていいでしょう。 では、実際に私たちがワンピースの下にアンダーパンツをはくときはどうしたらいいでしょうか。
アンダーパンツは基本はワンピースと同じ色・同系色で
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