「いだてん」の第1回~第13回、ストックホルム大会編で大活躍した生田斗真演じる三島弥彦。父は元警視総監、兄は日本銀行総裁という子爵の名家に生まれ、金栗四三(中村勘九郎演)とともに日本最初のオリンピック選手に選ばれた重要人物です。
「いだてん」では三島弥彦らが所属するスポーツ同好会の天狗(てんぐ)倶楽部が、なぜか毎回やたらと上半身裸で登場することがネット上を賑わせていました。その三島弥彦の姉、峰子は大久保利通の次男で外交官・政治家の牧野伸顕と結婚し、そのひ孫が麻生太郎副総理です。

(画像:首相官邸ウェブサイトより)
富豪で知られる麻生副総理は、政治家になる前にクレー射撃でモントリオールオリンピックに出場した経験がありますが、これは日本初のオリンピック選手だった三島の血!?
田畑政治(阿部サダヲ)と良きライバル記者の、桐谷健太演じる河野一郎。
「いだてん」では、満州事変をきっかけに報道の無力さを痛感し、政界の道へ進むことにした際「スポーツが盛んなうちは国は大丈夫だ。俺は政治をやる。お前はこの国のスポーツを頼む」というセリフが視聴者の胸を打ちました。その河野一郎の孫が、外務大臣の河野太郎です。

(画像:首相官邸ウェブサイトより)
番組の公式Twitterが桐谷健太演じる河野一郎を紹介した際、河野太郎が「おじいちゃん」と引用リツイートして話題になったことも……。
「いだてん」登場人物をめぐる華麗なる家系図。このような背景を知ると、よりドラマを楽しめるのでは!?
<文/満知缶子>
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