『V6の愛なんだ』三宅健の“なごませ力”に、ファンじゃなくても惚れ惚れ
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>
9月23日、V6が日本中のおもしろい学生たちに会いにいくスペシャル番組『V6の愛なんだ2019』が放送されました。同番組において、V6のみなさんは“大人ジャニーズのあるべき姿”を改めて見せてくれたように思います。
先生でもPTAでもなくて、学生にとって今いちばん足りていないのは、“いい距離感の大人”ではないかと思います。彼らはそのバリエーションを、6人それぞれの立ち位置でしっかりと示してくれました。
学生が校舎の屋上から全校生徒に向けて言いたいことを叫ぶ「未成年の主張」ではその度胸を温かく見守り、「テトリスで卍を作れる」「ピアノが彼女」など、個性的な学生の登場にはそのすごさに感嘆する。学生たちと同じ目線で楽しみ驚く姿には、「こういう素敵な大人がまわりにいてくれたら、どんなにいいか!」と思うことしきりでした。
今回、番組に感銘を受けた知人男性が「オレは三宅健さんみたいになりたい!」と言ってきたので、どういうことか聞いてみました。
彼は小学生の息子がいるお父さんですが、子供のスポーツ大会や父親会などで他のパパたちのように存在感を出せず、気後れしていたのだそう。同番組では、男子部員不足に悩むアトラクション部を三宅健さんと岡田准一さんが訪問。
岡田さんは同部を盛り上げるため、本気のアクション指導を買って出ました。ふだんは決して見ることのできないプロの流儀やメソッドに間近で触れ、学生たちは圧倒されながらもみるみる磨かれていきます。
男子部員がアクションに励む間、三宅さんは“三宅マジック”ともいうべきそつのなさで女子部員たちに接近。なにげに「好きなジャニーズは?」などと聞き出し、緊張する少女たちの胸をほぐしてみせるのでした。
彼女たちが「岡本健一さんが好きです」「嵐の二宮さんが好きです」と答えても、「シブいね!」「二宮が好きなの? 二宮、これ見てるよ!」なんてからかう余裕ぶり。
生徒たちの背中を押し、指導する岡田さん。そして生徒たちの話に耳を傾け、心に添う三宅さん。どちらも彼ら彼女らにとっては頼れる大人の姿で、「その場で自分らしいことを誠実にすればいい」ことをふたりは教えてくれました。
くだんの知人は聞き上手なので「自分はゆっくり話を聞くことで、子供たちをなごませられたら……」と思ったそう。
それぞれの接し方で、迷える子供たちを導く粋な大人たち。
そう、V6とは他に類を見ない“青春のナビゲーター”なのです。今まさに学生生活のただ中にある人も、かつて“学生”だった人も、とりこぼさず学校という宇宙に案内してくれる――そんなことができるのは、彼らだけのような気がします。
いくつになろうとも、そのたしかな存在感で私たちと学校をつないでくれると嬉しく思います。余談ですが、私はクイズの出題者としてパイロットを夢見る少年を応援した長野博さんのキメゼリフ(?)「ファイナルフライト!?」がツボにハマりました。茶目っ気ある大人ジャニーズって、最高すぎますね……!
<文/みきーる イラスト/二平瑞樹>
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みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』