いも虫みたいなバーバリー新作コートに賛否両論「デザイナーを解任すべき」の声も
バーバリーがインスタグラムに投稿した新作2WAYコートが話題になっています。
「予期せぬシルエット」というキャプション付きで紹介されたのは、ジャケットの腰の部分から上下逆さまのダウンベストが取り付けられた摩訶不思議なコート。日本円で約35万円の2019年秋冬の新作でした。
昨今のストリートファッションブームとバーバリーの定番テーラードジャケットをミックスさせたといったところですが、これが同ブランドのファンにはぜんぜん響かず。
「ひどい!」「なんてこった!」「衝撃的過ぎでしょ」とまぁ、さんざんな言われよう。「デザイナーを解任すべき」という声も出ています。
中には、「おもらししちゃった子のお尻を隠すために、『友だちがダウンを貸してあげたなう!』って感じ」「学生時代、急に生理が来ちゃったときのことを思い出す」と茶化すコメントや、「えーと、ダウンの袖に足を通してジャンプスーツみたいに着るとか?」と困惑するコメントも。
投稿から5日間と経たずに、賛否入り混じった7000を超えるコメントがつきました。
バーバリーによれば「ダウンベストはリバーシブルで着脱可能」。2WAY仕様で、ジャケットとベストは別々にしてもスタイリングを楽しめるとのことですが、イギリス版『Yahoo!』は「申し訳ないけど、まったくソソられない」とバッサリ切り捨てました。
この悪評、コーデ提案の仕方やカラーチョイスが悪かったのかもしれません。
というのも、前述したインスタグラムでモデルが着ているのは、ベージュのダウンベストがぶら下がったタイプ。リバーシルブルで着られる裏地は、よりによって葉っぱを思い起こさせる緑とあって、なんだか“いも虫コスプレ”でもしているように見えてしまいます。
『INSIDER インサイダー』などでは、キャメル素材のロングコートに赤いフード付きのダウンベストがモデルの足首まで伸びた、40万円超えのスタイルを紹介していますが、こちらもまた「まるで魚の尾ヒレのようだ」と紹介されていました。確かに、エビや鯛っぽく見えなくもありません。
奇をてらったスタイルを提唱してSNS上でバズらせるというのが、最近のファッション界の潮流。今後も奇抜なファッションの登場が続きそうです。
Sources:「Yahoo」 「Insider」
<文/橘エコ>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
デザイナーを解任すべきとの声も
魚の尾ヒレのような新作コートも同時発売
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。