優さんとは現在も離婚協議中ですが、取材中の亜矢さんはどこか吹っ切れたような印象。「結果的に離婚となったので、今となっては無理に子どもを作らなくてよかったなと思っています。いたら生きがいになったとは思いますが、いなければ身軽です」と、自身の結婚生活を振り返ります。

3度の流産や不育症、夫の不妊疑惑、不倫などを経験したからこそ、亜矢さんは「
自分の一番の味方は自分」と断言します。同じような境遇にいる女性に、「子どもに捉われずに短い人生をたくさん笑えるよう、自分自身をかわいがってあげよう」という力強い言葉も口にしていました。
「現代は、子どもがいることが当たり前の時代ではありません。子どもを産まないという選択肢も自由にできるようになってきたので、子どもがいないことは不自然ではない。これからは子どもがいる・いないに関係なく、誰もが胸を張って生きていける時代になると思います。」
誰もが胸を張れる時代。――それは子どもの有無だけでなく、離婚歴の有無にも通じるはず。正式に離婚が成立したら、亜矢さんにはこれまで以上に自分らしい生き方を楽しんでほしいものです。
―シリーズ「
親としてのエピソード集」―
<文/古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291