新型コロナ問題でみせた、ジャニーズの“機転の利いた対応”とは
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>
新型コロナウイルスの影響で、楽しいはずのヲタ活もままならない昨今。公演の中止や延期など残念な報も多いですが、「この状況だからこそ、これはありがたい!」ということもいろいろあります。
今回は、沈んだ心をアゲてくれるジャニのはからいを見てみます。

インスタライブを用いて、リアルタイムで素の姿を見せてくれるジャニーズが増えました。嵐はまったり“かるた”に興じる様子を映したり、堂本光一さんは惜しくも公演中止となった舞台『Endless SHOCK』の世界を華麗に披露。
名物のフライングシーンでは「このまま行きます!」と声を掛け、観ている者と共に宙を翔ぶ感覚を味わせてくれました。こんな体験を共有できるのは、“今”だからこそなのだと思います。
また、視聴者のコメントが顔にかからないよう、必死に立ち位置を調整しながら“スクショタイム”に応えてくれる嵐など、心がほんわかするやりとりにも勇気づけられます。
感染予防に30秒ほどの手洗いが推奨されるなか、この“手洗いタイム”を楽しくする動画も爆誕しました。ジャニーズJr.のプチ動画を楽しめる“アイランドTV”では、人気ユニット“少年忍者”の川﨑星輝くんらが、手洗い中に眺められるお楽しみ動画をアップ。ペットボトルの水の早飲みなど、誠にささやかな挑戦ですが、見ながらやると十分に手を洗えているというしくみです。
こんなことがなければ上がらなかったであろう企画に“コンビニのコピー機のプリント待ちをしながら見る間違い探し”のような愛しさをおぼえます。
中止となってしまった公演のグッズは、通信販売で購入できるようになりました。公演グッズの通販は長らくヲタの悲願だったこと。今回はイレギュラーな対応かもしれませんが、これが根づけば早朝から長蛇の列に並んだり、友達に気兼ねしつつ代行を頼むといった面倒もなくなります。この期にノウハウを蓄積し、今後に活かしてもらえたら嬉しく思います。
中止を経て再開した舞台『偽義経冥界歌』に主演した生田斗真さん、中山優馬さんからは、カーテンコールの際「みなさん、家に帰って“うがい・手洗い”するまでが偽義経冥界歌です! 一緒に乗り切りましょう!」との呼びかけがあり、演者と観客の思いが結ばれていることを実感させてくれました。
ちなみに、同公演では、会場入口の手前に除菌スプレーがあり、傍にいる係員さんに見守られて手を清め、入口では自らチケットの半券を切って回収箱に入れて入場しました。もちろん観客もスタッフもマスクをしています。入ってすぐサーモチェックの装置があり、発熱などがあればここでわかるようになっていました。チラシの手渡しやグッズ・飲食物の販売もなかったので、誰とも話さず、どこにも触れず粛々と観て退場できる流れができていたように思います。
誰もが慎重に、張り詰めた思いを抱いていたと思いますが、「一緒に乗り切りましょう」という言葉は大きな支えになりました。
刻一刻と状況は変わり、予断を許しませんか、ジャニーズがファンを励まそうとしてもたらしてくれるさまざまなアクションには、とても救われます。応援の気持ちを向けてタレントさんも励ましながら、前を見据えていきたいですね!
<文/みきーる イラスト/二平瑞樹>
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みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』