上白石萌音の『みんなのうた』が人気。コロナ疲れに、歌詞が刺さる
NHK『みんなのうた』で2020年4月・5月度の曲として放映されている『夜明けをくちずさめたら』が話題です。
この曲は、ヒロインを演じたドラマ『恋はつづくよどこまでも』のヒットで今ノリに乗っている女優・上白石萌音が歌唱し、『100日後に死ぬワニ』のテーマソングでも注目された、いきものがかりの水野良樹が作詞作曲しているという、まさに旬のふたりの競演。
それ以上に、話題となっているのがその歌詞です。新型コロナウイルスのまん延で緊急事態宣言が発令され、いつ落ち着くかもわからない世の中。不安で殺伐とした現代に語りかけるような歌だとSNSを賑わせています。
“誰もがひとりぼっち やりきれないほど 悲しみがあって でも笑いたくて”
“寂しさこそぼくらのきずなさ 夜明けはきっと来るから”
(『夜明けをくちずさめたら』歌詞より)
前代未聞の災厄であるこのコロナ禍。政治に対する怒りや嘆き、数多くの感染者が連日発表されるなど、テレビでは目を背けたくなるようなニュースばかり放映されています。
先行きが見えない不安や怒りで渦巻いているこの状況――外出自粛要請が出、家に独りでいることも多くなり、「コロナ疲れ」という言葉も出来るほど、閉塞感で心身に支障を来たす人々も多くなったと言います。
そんな世の中を見越したように舞い降りてきたこの曲。荒んだ心に「夜明けはきっと来る」と語りかけ、そっと撫でるような上白石萌音さんの歌声に、癒されている人が多数いるようです。
“夜明けはきっと来るから”今の状況に歌詞が刺さる
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