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上白石萌音の『みんなのうた』が人気。コロナ疲れに、歌詞が刺さる

外出自粛で耳にする機会が増えたため?

 SNSにはこんな書き込みであふれています。 「萌音ちゃんの癒される歌声や、心に響くフレーズ、切ないアニメーション、みんな素晴らしくてリピート必須です」 「この世界状況でみんな落ち込むなか、希望を持たせてくれてくれる」 「この曲を聴いていたら自然に涙が出てきた! 今みんなに聞いて欲しい」 「あまりにもタイムリーな歌詞で号泣」 「奇しくもいまの状況の静かな応援歌みたい……僕も夜明けを待とう」  宇多田ヒカルやDA PUMPなど、有名アーティストが『みんなのうた』に参加し注目された曲は数あれど、この作品はそれ以上に大きな反応があるようです。  楽曲の良さやタイムリーさはもちろんのこと、くしくも学校の休校や幼稚園・保育園の休園でEテレを流しっぱなしにしている子育て家庭の増加や、仕事の休業・テレワークで多くの人が在宅していることで、耳にする視聴者が多いことも影響しているのでしょう。  当然ですがこの状況は予想できなかったことであり、外出自粛要請が出されて間もない4月1日から放映されている曲のため、狙って作られたり流されたものでないことは事実です。そういう魔法のような偶然も、人々の胸に刺さるひとつの理由なのかもしれません。

傷ついた人々の心を動かす歌は東日本大震災でも

 東日本大震災の時にもサンボマスター山口隆らのユニット、猪苗代湖ズの『I love you & I need you ふくしま』や岩井俊二が作詞を担当した『花は咲く』など……。  大きな災厄が起こった際、それで傷ついた人を励ますため、そして前を向く力を与えるために様々な曲がつくられ、人々に力を与えてくれました。  この『夜明けをくちずさめたら』は、今の新型コロナウイルスで非日常を強いられたこの状況に向けて作られた曲ではありませんが、混乱する人々の不安な心を癒し、希望を与えてくれています。  星野源さんが公開し、音楽界芸能界を巻き込んだ一大ムーブメントとなった『うちで踊ろう』とともに、この試練を応援するテーマソングとして、この曲も事態が収束するまで人々に前を向く力を与えてくれるでしょう。 『夜明けをくちずさめたなら』は5月11日に配信シングルとしてリリースされることが決定、また7月17日から上白石萌音さん主演(Wキャスト)で上演される『日生劇場ファミリーフェスティヴァル2020 NHKみんなのうたミュージカル「リトル・ゾンビガール」』の主題歌としても劇中で歌われます。  不安定な状況下ですが、夜明けが来ることを信じ、萌音さんの歌声をみんなで聞く日が来るまで、静かに過ごして待つのもいいですね。 <文/小政りょう>
小政りょう
映画・テレビの制作会社等に出入りもするライター。趣味は陸上競技観戦
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