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だれもいない仏間なのに…娘が遊んでいた「女の子」って?

娘が遊んだ女の子の正体は、幼くして亡くなった夫の妹?

 娘さんはおばあちゃんに対しても「女の子と一緒に遊んでたの!」と答えます。話によれば、その子は娘さんと同年代くらいの幼い女の子。それもリボンの付いたおかっぱ頭だったといいます。 「義母は『ちょっと信じてもらえないかもしれないけど……』と前置きをしたうえで、娘さんが話していた女の子の特徴が夫の妹さんに似ていると口にしたんです。彼女は3歳のとき、病気で無くなっており、そのことは以前夫から聞いていました。  確かに、簡単に信じられるような内容ではありませんでしたけど、義母は冗談なんて言う人ではなかったので……。私自身、そういう話は半信半疑でしたが、ちょうどお盆の時期でしたし、そんなこともあるのかなって」
義実家のある地域①

波多野さゆりさん(仮名)の義実家のある地域

 ちなみに義母自身は女の子の姿を目撃したことはないそうですが、昔から誰もいないはずなのに人の気配を感じたことは何度もあったとのこと。ただし、そのことはほかの家族には話していなかったそうです。 「『あの子に会いに来てくれたのかね』と話していましたが、私もそんな気がします。ただ、肝心の娘は当時のことは全然覚えてないみたいで、『そんな貴重な体験、なんで忘れちゃったんだろう。もったいない!』って残念がっていましたけどね(笑)」  昔からお盆や彼岸にはご先祖様や故人が戻ってくると言われています。もしかすると、かわいい姪っ子のために遊び相手になってくれたのかもしれませんね。 ―シリーズ「怪談・ゾッとする話/不思議な話」― <文/トシタカマサ イラスト/カツオ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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