杉田水脈議員の謎ファッションにみる品格。デカい襟、派手スーツetc.
「LGBTは生産性がない」「(性暴力被害に関して)女性はいくらでもうそをつける」など、数々の暴言とおとぼけで話題の杉田水脈(みお)衆議院議員(53歳)。「うそをつける」発言をめぐっては、議員辞職を求める署名が13万6000筆(10月13日時点)も集まるという、政界きっての問題児です。
その発言とともに杉田議員が目を引くのは、どこかヘンテコなファッション。スーツの襟(えり)が異常にデカかったり、フリルがついていたり、派手色だったり……。
公の場でわざわざそういう服を選んで着る、杉田議員の自意識とセンスはどうなっているのか?
政治家をはじめ、多くのタレントや実業家のスタイリングやイメージコンサルティングを手がけている、スタイリストの長友妙子さんに聞きました。
――まず、彼女の着ているスーツについて、どう思われますか?
長友:政治家の女性って、派手目デザインのものを選ぶ人が多いですね。男性の中で政治家をやっていく上で、目立たなくちゃいけないとか、大きく見せようということなのでしょう。派手な服装をするのは自分を底上げするためなんです。自信がないから派手に取り繕うんですね。実績があれば、例えばスティーブ・ジョブズのようにTシャツでもいいんです。
――杉田さんも、コバルトブルーや薄紫のスーツなど、かなり派手ですね。
長友:ただ、バッシングが厳しくなってからはダークなスーツを着るようになっています。よく見るとペンシルストライプだったりしてメンズライクなデザインです。ブルーサテン素材でフリルがついたブラウスをお持ちですが、以前は胸元からフリルを思いっきり出して着ていたんです。それが先日はジャケットの中にフリルをしまっていたので、「ちょっと押さえておこう」と思ったのかもしれないですね。
――チョーカーにレースのキャミソールというスーツスタイルのこともありました。
長友:首や足首に紐やチェーンを巻くというのは娼婦や奴隷をイメージさせるので、私はステイタスのあるエグゼクティブなビジネスパーソンにはまず誰にも勧めません。特に黒のチョーカーは、夜の女性的イメージですよね。
――とても知的な女性には見えないスタイルです。
長友:数々の失言から、彼女に政治家としての素質がないことは明らかですが、彼女が選んでいるスタイルがそれを後押ししていますね。女性議員はたいてい上半身しかメディアに映りませんから、上にポイントを置きたがる人が多いです。
杉田さんも大きな衿や、大きなステッチの入ったスーツなどを着ていますが、トゥーマッチです。色が派手なら、デザインはシンプルでいいし、衿やブローチなどいくつもポイントを作らなくていい。やり過ぎだと派手になって品が悪く見えるんです。このあたりからみても、プロのスタイリストがついていないことがわかりますね。
――政治家にもスタイリストがつくことがあるのですか?
長友:日本ではまだ少数ですが、つけている方もいます。好感度が大切な職業ですから、客観的な視点でスタイリングするのはとても大事なんです。私も多くの政治家のスタイリングをしてきました。この先どうなりたいのか、首相になりたいのか、大臣になりたいのか、意志によって着るべき服は変わってきます。実際に、なりたい自分を想像して今着るべき服を選んでいくと、目指す方向への近道となるはずです。
変にハデな服は、自分を底上げするため
田北 真樹子正論編集長を講師にお迎えしての自民党山口県連女性局研修会。元官邸キャップの田北さんが語る素顔の「安倍外交」。裏話も満載で、皆さんワクワクしながら聴き入っておられました。
— 杉田 水脈 (@miosugita) November 2, 2019
本日は山口縣護國神社 秋季慰霊大祭に参列いたします。 pic.twitter.com/DtpR699Rhw
やり過ぎだと品が悪く見える
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