髪の傷み、乾かし方のせいかも。ツヤが出るドライヤーの使い方をプロに聞く
キレイになりたい皆さま、こんにちは。美容活動、略して「美活」も2年目に入ったにらさわあきこです。
乾燥が気になるこの季節、いつも以上にヘアケアにも気を使いたいところですよね。中でも、意識したいのがドライヤー。熱の当て方に気を付けるだけで、ツヤがぐっとアップするんです。今回は、ドライヤーの使い方を改めて見直したいと思います。
実は昨年、髪がぐっときれいになって驚いたことがあったのですが、理由は乾かし方にありました。私はコロナの自粛期間前後に区民プールを利用したのですが、プールでのドライヤー利用後に髪がツヤツヤになったように感じたのです。特に高いドライヤーだったわけではないのに、です。
ご存知の方もいると思いますが、区民プールのドライヤーは固定されているために、熱をあてる方向が“上”からのみ。ドライヤーを動かして、いろんな方向から髪を乾かすということができません。ですがこの「上から」の乾かし方が髪のツヤ出しにはとても良かったのです。
どうして髪に良かったのか。この疑問をヘアケアに詳しい人気ヘアメイクアーティストの藤岡ちせさんに解説していただきましょう。
「にらさわさんの感じた通り、ドライヤーは熱を当てる方向が大事です。髪をつややかにするにはキューティクルを整えるのが必須ですが、キューティクルは濡れると開いてしまうんです。
また、キューティクルはウロコのような形で重なっているために、毛流れを整えてなかったり下から風を当ててしまうと、はがれてしまう恐れがある。だから、髪を乾かす時は『毛の落ちる方向』に熱を当てるのが大事です。キューティクルや毛流れが一定方向に揃って初めて、つややかな髪を作れるんです」
藤岡さんの解説内容は前から知っていたのですが、髪を乾かす前にまずは地肌をしっかり乾かそうと、いろんな方向から熱を当てていました。ですが今回痛感したのは、ドライヤーに関しては、最初から最後まで上から当てたほうがいいということ。
上からしか当てないと「地肌が乾かないのでは?」と思っていましたがそんなことはなく、単に手をしっかり動かして空気を温めればよかったのです。
とはいえ、上から乾かす場合にも注意すべき点があるとか。

乾かすときは、毛の落ちる方向に
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