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東京育ちの妻が、田舎の夫の実家で“古風なお正月”になじめなかったワケ

 皆さん、お正月はどのように過ごしたいですか?アクティブに外に出るのも楽しいですし、のんびりするのも良いですよね。  ですが、夫の実家で過ごすお正月はそう自由にはいかないようで…。
正月帰省、おせち、義実家、日本酒で乾杯

写真はイメージです(以下同じ)

 今回はそんな義実家でトホホなお正月を過ごした女性2人のエピソードをご紹介しましょう。

東京育ちの女性が、義実家のお正月を初体験

 辻恵里奈さん(仮名・29歳・派遣社員)は、昨年Kさん(38歳・不動産業)と結婚し、初めて夫の実家でお正月を過ごしました。 「私は東京生まれ東京育ちなので、近所にコンビニも無いような田舎にあるKの実家では、どんな風にお正月を楽しむのかな?と興味津々でしたね」  寡黙なお義父さんに、ニコニコしたお義母さんに歓迎され、元旦から3日までお世話になった恵里奈さん。 「まずビックリしたのは3日間、ずーっとおせち料理しか食べないんですよ。ゴージャスな3段重ねのおせちでしたが…私は甘いおかずが苦手で黒豆、栗きんとん、伊達巻きなどは食べられないので困りました」 お正月おせち料理 恵里奈さんの実家では、おせちは形だけで、数の子とかまぼこ程度。恵里奈さんの好物である海老や蟹を食べるのが恒例だそう。 「しかもすぐに和食に飽きて、2日には母親がカレーを作りだしたりと自由だったので…おせちだけを黙々と食べて、コンビニにおやつも買いに行けないなんてツラすぎました。むしょうにハンバーガーやこってりしたラーメンが食べたくて仕方がなかったです」

娯楽は、百人一首のかるた

 そして夫の実家では、初詣に行ったり、新年の抱負を発表し合ったり、百人一首のかるたをしたりと、“古き良きthe正月”といった日々を過ごしました。 「お義母さんが百人一首の歌の意味を教えてくれたり、お義父さんが初詣で破魔矢を買ってくれたりと優しくしてもらえて嬉しかったですが…正直退屈でしたね」 百人一首かるた、和風、お正月、日本風 恵里奈さんの実家では、元旦に映画に行き、2日はスパに初風呂に入りに行くのだそう。 「しかもKが『こんなのんびりした正月、東京じゃ過ごせないよね。ホント実家は最高だ』ってずっとゴキゲンで…退屈しているなんてとても言えませんでした。  ですけど、これが結婚したって事なんだろうなと思い、百人一首を覚えようとスマホにアプリを入れて練習しています。今までみたいな気楽なお正月を過ごしたいなら、独身でいたらいいだけですもんね」と苦笑いする恵里奈さんなのでした。  続いては、夫の実家での“ゲーム”に参加させられコリゴリな女性の話です。

初めての夫の実家へ泊りがけ帰省

帰省、新幹線、列車の旅 萩原早希さん(仮名・26歳・主婦)は昨年の冬、半年間お付き合いしたNさん(30歳・メーカー勤務)とスピード婚し、初めて夫の実家でお正月を過ごしました。 「Nのご両親とは何度か食事した事はありましたが、実家に泊まるのは初めてだったので、ちょっと緊張しましたね」  おおみそか、夫と新幹線に乗り、実家に向かう最中「うちは毎年、親戚が集まってゲームで盛り上がるんだよ」と言われワクワクする早希さん。 「私はゲーマーではないですが“ぷよぷよ”とか“マリオカート”は結構得意なので、手加減しながらやらないとなぁ、なんて考えていました。私が一番上手くて場を白けさせたらいけないので」  そして、夫の実家に到着しご両親となごやかにご馳走を囲み、元旦の朝…。
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元旦の朝に起きてビックリ。ゲームって…
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