今夜、R-1グランプリ決勝戦!出場者9人をおさらい&注目の芸人
3月7日にピン芸日本一を決める『R-1グランプリ2021』(以下、R-1)の決勝が開催されます。R-1といえば、漫才の『M-1グランプリ』、コントの『キングオブコント』と並んで、お笑い界ではもっとも注目されている大会です。
9名のファイナリストと、敗者復活で勝ち上がった1名の計10名がファーストステージでネタを披露し、点数の高かった3名がファイナルステージへ進みます。優勝者には賞金500万円が贈られます。
今年のR-1の特徴や注目の決勝進出者について、お笑い評論家のラリー遠田さんに聞きました。
R-1は2002年以来、毎年行われていますが、今大会では大幅なリニューアルが行われました。司会が蛍原徹と粗品、進行が三田友梨佳アナだった2020年大会から、霜降り明星の2人と広瀬アリスさんに変わり、大会の名称も『R-1ぐらんぷり』から『R-1グランプリ』に改められました。
さらに、一番大きな変化は、プロの芸人の出場資格が「芸歴10年以内」になったことです。これまでは芸歴に制限がなかったため、10年以上のキャリアを持つベテラン芸人が大勢出ていました。
このルール変更の意図は何なのか? そして、これによって今年のR-1はどう変わるのでしょうか? お笑い評論家のラリー遠田さんはこう推測します。
「芸歴10年以内に絞ったのは、出場者の若返りを狙ったのだと思います。ほとんどのピン芸人はもともとコンビを組んでいて、解散を経てピン芸人になっています。そのため、芸歴が長くて安定した実力のある人が多いのです。これまでのR-1でも、おいでやす小田さん、ルシファー吉岡さん、ヒューマン中村さんなど、キャリアの長い中堅芸人がファイナリストの常連になっていました。
しかし、最近のお笑い界では第七世代と呼ばれる若手芸人の活躍が目立っています。R-1をそのようなフレッシュな才能を発掘する場所にするため、番組スタッフはあえて非情な決断を下したのでしょう」
そんな生まれ変わった今年のR-1で決勝に進んだのは、次の9名です。ここに当日行われる敗者復活ステージの勝者1名を加えた10名が、決勝で争うことになります。
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【当日のネタ披露順】
敗者復活1名
ZAZY:『R-1』決勝初進出。
土屋:『R-1』決勝初進出。
森本サイダー:『R-1』決勝初進出。
吉住:『R-1』決勝初進出。女芸人No.1決定戦『THE W 2020』で優勝。
寺田寛明:『R-1』決勝初進出。
かが屋 賀屋壮也:『R-1』決勝初進出。
kento fukaya:『R-1』決勝初進出。
高田ぽる子:『R-1』決勝初進出。
ゆりやんレトリィバァ:『R-1』では2015、2016年で3位。2018年で準優勝。
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今年から出場資格が「芸歴10年以内」になったため、全員第七世代の若手芸人。ゆりやんレトリィバァ以外のファイナリストを、今年のR-1で初めて見ることになる視聴者が多いのではないでしょうか。ファイナリストの中で特に注目したい芸人について、ラリー遠田さんに聞いてみました。
R-1が大幅リニューアル、霜降り明星が司会に
決勝進出者、この芸人に注目!
「かが屋 賀屋さんですね。コンビとしてテレビにもよく出ていましたが、高い演技力で見せる賀屋さんの1人コントは絶品です。 また、女性ピン芸人の高田ぽる子さんも見逃せません。まだ世間ではほとんど知られていませんが、予選では彼女にしかできない異様な世界観のネタで爆笑を起こしていました。この大会を機に一気にブレークするかもしれない爆発力を秘めています」
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