濵田崇裕『武士スタント逢坂くん!』で好演、毒気を抜かれる絶妙なキャラだわ
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>
「人を大切にするって、どういうことだろう?」。その答えを出しまくっているドラマが、ジャニーズWEST・濵田崇裕さん主演の『武士スタント逢坂くん!』(日本テレビ系)です。ええと、これ絶対観たほうがいい。濵田さんは本作で、江戸から現代にタイムスリップした春画師・逢坂総司郎(逢坂くん)を演じています。

濵田さんといえばジャニーズきっての“なで肩”で知られますが、それは“やさしさのすべり台”のようなもの。彼に意地悪しようとしてもつぶらな瞳で見つめられ、おだやかに肩を振り向けられたら、邪気もするん!と払い落とされてしまいそう。
人の毒気を抜くなめらかさが彼にはあり、その持ち味は“逢坂くん”のキャラクターと重なります。
春画(性の交わりを描いた浮世絵)が御法度とされていた時代から、自由にエロを描ける令和にまろび出た逢坂くんは、漫画家・宮上裕樹(今井隆文さん)に弟子入りし、“武士スタント”(武士兼アシスタント)となって“まん画”の道に踏み出すことに……。
彼は面倒見のいい先輩・緋村清人(SixTONES・森本慎太郎さん)、男の身体が大好きな瀬戸水緒(長井短さん)、美人編集者・丹内あたり(久保田紗友さん)らに見守られ、発見と学びの日々を送っています。
宮上らは、突如現れた“ちょんまげ男”に驚き戸惑いはしても、さげすんだりいじめたりはしませんでした。彼らは逢坂くんの身の上を識ると、ただただ親身に、フラットに、ちょっとおもしろがって彼を受け入れたのです。
幼子のような逢坂くんの素直さは、彼に接する人たちの心も温かく染めていきます。

まさにはまり役!人柄がにじみ出てる
武士と現代人の温かいやり取りにほっこり
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