【AV男優・森林原人の性活相談 第201回】 　経験人数9,000人、出演本数10,000本以上、下は18歳から上は69歳まで、性別の垣根を越えてさまざまなエッチを経験するAV男優・森林原人が、女性の性に関するお悩みに答えます。 相談者：みねこさん 　いつも楽しく性活について勉強させていただいてます。 　今、セフレとの関係について悩んでいます。私は性欲が強く、セフレとのセックスは本当に楽しいです。ちなみに、私は彼氏持ちで、相手は既婚者。 　だけど、セックス中に一度コンドームがやぶれてしまうというハプニングがありました。それ以来ピルを飲んでいるのですが、この前セフレに「俺のためにピルを飲んでくれていることに興奮する」と言われました。 　コンドームがやぶれたとき、避妊に失敗したことがすごくショックでした。そんな私の気持ちとは正反対の、彼が発した「興奮する」という言葉になんだか傷ついてしまいました。 　セフレとのセックスは好きなので、時間が経てばまた会いたいという気持ちも湧いてくると思います。だけど、なんだか見下されている感じがして、そんな人と関係を続けるべきではないと思う自分もいます。 　セックスを楽しむためには割り切るべきことなのでしょうか。セフレ関係をうまく続けられるようアドバイスをお願いします。 　まず、セックスを楽しむためには、3つの条件があります。1つ目は、「恋愛感情がある」、2つ目は「快感が存在する」、3つ目は「刺激的体験」。 　おそらく今回の相談者と相手の男性、2人の間に恋愛感情はないでしょうから、1は当てはまりません。恋愛感情がないからこそセフレ同士、強い性欲を発散することができるんです。 　彼氏など、恋愛感情を抱いている相手の前だと、多くの女性は嫌われたくないという気持ちが強く働きます。そうすると、相手が求めることに答えるようなセックスに終始してしまうんです。もし行為中に自分が嫌なことをされても、嫌だとは言いだせない。セックスしたくないタイミングで求められたとしても、それに応えてしまう。恋愛感情があると、セックスに主体性を持つことができなくなることも…。一方、セフレの場合は恋愛感情がないので、女性は、セックスにおいて比較的男性よりの楽しみ方をしているわけです。 　では、3つ目の「刺激的体験」。これは、不倫相手とのセックスという、悪いこと、いけないことをしてしまっている…という感情や、そんな非日常的体験に楽しみを見出している場合です。 　しかし、今回の相談者の方も不倫関係ではありますが、その関係性に特別興奮しているという感じはしません。不倫が不倫として本領を発揮するのは、そこに恋愛感情がある場合。本来は誰かのものである人を奪っているとか、本来は自分は誰かのものであるのに、違う相手としている。そういった、社会的契約があると、不倫が燃えてくるわけです。 　今回の相談者の方のケースは、「刺激的体験」とも違う。では、セックスを楽しむために何が必要か。2つ目の「快感が存在する」なんです。