やさしい夫が突然キレて暴力を…そのつまらない理由にガク然
お互い好きで付き合ったり、結婚したりしたはずなのに、ささいなことで相手にイラッとしてしまうことも多いですよね。「可愛さ余って憎さ百倍」といいますが、好きだからこそ止まらないイライラが大きな喧嘩に発展することも…。今回は実録シリーズ「夫婦・カップル間のマジ喧嘩」から、過去の人気記事を再録します(初公開2017年11月10日、情報は掲載当時のものです)。
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皆さんは、ささいなことで夫や彼氏と喧嘩してしまった事はありますか?
今年の夏にある夫婦が、一枚の「うちわ」を巡って大喧嘩した話を紹介します。
Aさん(イラストレーター・38歳)の夫は、普段は家事を率先してやる優しい人だったそうです。
しかしキレると爆発して怒りが治まらなくなる傾向があるので、神経を逆撫でするような言葉は極力言わないようにいつも気を付けていたとのこと。
ある日、Aさんがいつものようにソファーに座って洗濯物を畳んでいると後ろから夫の怒鳴り声が。
「ちょっとあんた! 何やってるの!」と鬼のような形相で叫ぶので「どうしたの?」と聞くと、「あんた、何をお尻で踏んでるのよ! 俺の大切なうちわだよ!」と怒り狂った様子で叫んできたそうです。
Aさんがお尻の所を見ると、一枚のボール紙状のうちわを踏んでいるのを発見。よくみると、うちわには夫が以前参加した勉強会のイベント名が大々的に書いてありました。
しかし、うちわの作りはボール紙状で防水加工もしておらず、素材も明らかに無料の安物です。
夫に「そのうちわは、勉強会でしか貰えない大切なものなんだよ! 何てことをしてくれたんだ! こうなったら、あんたにそのイベントに参加してもらう! そして、もう一回全く同じうちわを貰ってもらうからな!」
と怒鳴られたので、Aさんが「でも、そのイベントはもう終わったなら無理でしょ。無料で貰った安物のうちわじゃないの?」とそっけなく言い返すと、夫はとうとうブチ切れてしまったのだそうです。
怒りがMAXになった夫は、「ええい! あんたには俺の心の痛みが一体どんなものか、身をもって味あわせてやる!」と叫びながらAさんの足の甲を思い切り踏みつけ、グリグリと何度もアザができるまで押さえつけたのです。
「ぎゃぁぁぁ! 痛い! 痛い!」と泣き叫ぶ彼女を見ても、容赦せず踏み続けたとのこと。
いやそれ、立派なDVじゃないでしょうか!?
Aさんは足を散々踏みつけられた後、痛さのあまり立ち上がれなかったそうです。
「立てない…立てない…」と泣きだすと、「わかったか! 俺はこんなにも辛い気持ちだったんだよ! 本当はこんな事なんてしたくないんだよ。俺だって辛い。でも、あんたにこの気持ちをわかってほしかったんだよ!」と悲しそうな目で訴えてきた夫。(はぁ!?)
しかし、完全に脳内トランス状態のAさんは、痛めた足を引きずりながら「家を出てやる!」と言い放ちました。すかさず夫は「何でや!」とAさんの手を握って止めます。
泣きながら玄関でうずくまるAさんに、夫はボソッと「家を出ていこうとしたって事は、もしかして俺が必要ないんじゃないかと思った。だって、家を平気で出れるって事は一人で外に行っても自分はやっていけるって思っているんでしょう?」と言い、悲しそうな顔をして立っていたそうです。
その日はお互いに何も話す事なく、背を向けて寝床につきました。

※画像はイメージです(以下同じ)
きっかけはソファに置いてあった一枚のうちわ

ブチ切れた夫は青アザができるまで足を踏みつけた

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