同窓会で“元ヤン感丸出し”でドン引きされてた旧友。語った武勇伝もサイテー…
学生時代の嫌な思い出は、なかなか忘れることができませんよね。特に地元を離れない人であれば、卒業後に同級生たちとの関係がこじれてしまうケースも。
今回話を聞いたのは、高校時代に同級生の一人からされたあることをきっかけに、地元にいる多くの他の同級生たちとも疎遠になってしまったという女性です。
関東郊外に暮らす斎藤恵理さん(仮名・33歳)に話を聞きました。
「私が住む市は学区が狭く、中学校と公立高校はそれぞれ3つしかないんです。高校は賢いところ、普通の偏差値、そしてそれ以下の偏差値の学校しかないので、ほとんどは普通クラスの高校に進学します。そのため、幼稚園から高校までほとんどが同じ顔ぶれです。また、ヤンキーになった子がいればすぐに噂が広まってしまいます」
狭い地元なのでヤンキーの道に走る人はあまりいないと言う恵理さん。そんな恵理さんが学生時代に大嫌いだったというのが、小学校からの同級生であるナオさん(仮名)でした。
「ナオはもともと、少し気が強い女子という印象でしたが、中1のときに両親が離婚してからヤンキーの道へ進んでいきました。私はナオとはそこまで仲良くありませんでしたが、中2のときに起きた出来事をきっかけに険悪になったんです。
当時、私はクラスメイトの石田くん(仮名)という男の子に片思いをしていました。中学3年に上がるときにクラスが離れたら嫌だなと思い、春休みに告白することに。その結果、石田くんと付き合うことになったのですが、なんとナオも石田くんに片思いをしていたんですよね……」
好きな男子を恵理さんに取られたと思ったナオさんは激怒。その日を境に、ナオさんによる恵理さんへの嫌がらせが始まったというのです。
「嫌がらせは私に直接ではなく、私が男好きなどの悪口をまわりに言いふらすことでした。とはいえ、ナオは学校でも浮いていたヤンキーだったので、友達はみんなナオの言うことを適当にあしらっていました。
嫌がらせは中学卒業まで続き、いよいよ高校へ。私はてっきりナオは偏差値が低い高校へ進むと思っていたんです。でも、私や石田くんと同じ普通クラスの高校に合格したので、すごく驚きましたね。それと同時に、高校に入ってもこの嫌がらせが続くのか……とウンザリしていました」
恵理さんは温厚な性格でナオさんに悪口をまわりに言われても、反論せずに放っておいたといいます。しかし、高校に入学したナオさんの嫌がらせはさらにエスカレートしていきます。
幼少期から同じ顔ぶれ…ヤンキー女子と恋敵に
「好きな人を取られた」嫌がらせがスタート
