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タイのBLドラマが面白い!「バラエティに富んだイケメンが多い」

2022年もさまざまなジャンルの作品が話題になった中国ドラマ。前回の中国ドラマの座談会に引き続き、ウォッチャーの3名に今回はタイBLドラマについて語ってもらいました! (※本記事は『中国&タイドラマガイド2023』より抜粋) 【前回の記事】⇒ハマる人続出の中国ドラマ、2023年の注目の新作はどれ!? ウォッチャー3人のイチオシ俳優も

新鮮な文化や多様なイケメンたち。ひと味違う魅力にハマるタイドラマ

──タイドラマの魅力について教えてください。
小田香さん

【小田香さん】撮影/秋山泰彦

小田:タイBLのおもしろいのは、BLっていうひとつのジャンルのなかにいろいろな設定があるところ。たとえば『Dear Doctor―死神が愛した医者―』は死神と人間の恋で、ちょっと韓国の『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』に似た感じなんだけど。あとは個人的に『I Told Sunset About You〜僕の愛を君の心で訳して〜』はけっこう刺さる感じだった。プーケットの景色も綺麗だし、子どものときに仲違いした幼なじみと大人になってから再会するみたいな。『KinnPorsche The Series』は過激なシーンが多くて、BL上級者さんにおすすめかな。あとこの作品はアクションもすごかった! タイってもともと、ハリウッド映画の撮影クルーがタイに来て撮っているパターンが多いそうです。そういう現場で学んだ人たちのノウハウがドラマにも組み込まれているのかもしれません。 菊池:中国との違いで、タイは昔からゲイカルチャーが盛んだし、受け皿が広かったってのもあるんでしょうね。 小田:結局BLではあっても、男同士というだけで、普通の恋愛と同じように描いているというのがタイドラマの傾向なのかなと。 菊池:中国との違いで、タイは昔からゲイカルチャーが盛んだし、受け皿が広かったってのもあるんでしょうね。

BLの葛藤を描けるところがタイ作品のいいところ

菊池昌彦さん

【菊池昌彦さん】撮影/秋山泰彦

小田:タイBLでも、親や同僚に言えずに悩んだりって場面があるから、そういう土壌があるとはいえ、それに違和感を持つ人は一定数いるんだろうなとは思います。 菊池:逆にその葛藤を描けるっていうところがタイ作品のいいところなんじゃないですかね。 青木:あとハーフ系と、中国系と純粋タイ系と、バラエティに富んだイケメンが多いよね(笑)。 菊池:そうですね、アジアなんだけど俳優に多様性があっていいですよね。 青木:BLではないけれど、『F4 Thailand/BOYSOVER FLOWERS』を観たら、すごく洗練されているなと感じました。脚本もよく練られていて、友情と初恋、そして成長がうまく描かれているなと。全体的にスマートでおしゃれになっていて、描きにくい「いじめ」も、理由や葛藤があってのことだってわかるようになっているし。今までは台湾版のF4が一番だったんですけど、この作品を観たら、「タイ、来たな」という感じ(笑)。
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中華ファンでも入りやすいタイドラマ
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