『学校へ行こう!』で一世風靡、チゲ&カルビのカルビは「実は2代目なんです…」
V6のテレビ番組『学校へ行こう!』の名物コーナー「B-RAPハイスクール」。Bラッパーたちがお題に沿ったB-RAPを競い合うというもので、当時は大きな話題となりました。
そんな中で活躍していたコンビの1組が「チゲ&カルビ」です。「CHAGE and ASKA」の『YAH YAH YAH』をカバーし、当たり前の日常を切り取って熱く歌う姿が注目を浴びることになった彼ら。
今回は当時、カルビとして人気を博していた芸人のしばっちさんに当時を振り返っていただきました。
――「学校へ行こう!」出演前はどういった活動をされていたんですか?
イタリアンの調理責任者、化粧品の実演販売、お弁当配達などの仕事をしていました。
――チゲさんとの出会いを教えてください。
チゲとは番組出演前から仲が良かったんです。それで、ある日、チゲから「「チゲ&カルビ」として『学校へ行こう!』のオーディションに受かった」って連絡が来たんです。当時、チゲは作家志望だったので合格を聞いたときは驚きましたね。
――それで「カルビをやれないか」とオファーされたんですか?
いや、実は別の方がカルビだったんですよね。最初の連絡から3日後ぐらいに、チゲから「夕方からTBSに来れる?」って連絡が来ました。
ただ、僕も予定が入っていたので「着いたとしても夜中になる」って話したら「それでもいいから来たら」と言われました。そのときの一張羅が今日の恰好です(笑)。ジャケットだけは違うんですけど。

――つまり、その時はしばっちさんはカルビではなかったということですよね。
はい。オーディションに受かった“カルビくん”がいました。尾崎豆とかも。それで、ものまねが好きだったので、控室でやっていたらプロデューサーさんが入ってきて、お前は誰なんだ、と。
少し話をしたあと、プロデューサーさんは初代カルビくんと別室に行って、戻ってきたら「お前がカルビね」って言われたんです。もともと“カルビくん”をやる予定だった人は「ふざけんなよ!」って怒ってましたね。降ろされたというわけですから。
――すごい展開ですね。
でも後日、初代カルビくんが「自分よりも君のほうが歌が上手いし、おもしろいし、よかった」って言ってくれたんです。ホッとしました。
チゲとは番組出演前から仲が良かった


TBSで突然告げられた「お前がカルビ」
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