Lifestyle

家に来たママ友に“あるもの”を出したら嫌な顔をされた…。その真意を知って反省した話

 自分にとっては当たり前のことが誰かにとっては非常識ということは、しばしばあります。  とくに贅沢をしない丁寧な暮らしは、一歩間違うと“ケチな人”と思われてしまうこともあるようです。

物を捨てるのが嫌い。缶や包装紙は大切に保存

ママ

写真はイメージです(以下、同じ)

 鈴木由香里さん(仮名・38歳)は、4歳の女児を育児中の母親です。SDGsをはじめとするエコやリサイクルに興味があります。 「もともと、母親が普段から物を捨てるのを嫌がる性格で、テーブルクロスやカーテンなども捨てる前に解体して、きんちゃく袋にしたり再利用していました。  学校に持って行く雑巾も市販のものを買った記憶がなく、必ず使い古したタオルで作っていました。小学生の頃は、母が作ったワンピースやスカートを着ていたこともあって、手作りに抵抗がなかったんです」  そんな由香里さんは、普段から包装紙やクッキーの缶、市販のゼリーなどの容器を取っておく習慣があるそうです。 「最初は、ディズニーランドのお土産のチョコクランチの缶が、デザインも可愛く、スティックシュガーを入れたりふりかけを入れたりするのに便利だって思ったんです。  そこから、どんどん可愛らしいお菓子の缶や、デパートなどで買ったときに包んである包装紙などを取っておくようになっていったんです」

ママ友に嫌な顔をされる

スプーンで食べるプリン 由香里さんは、お菓子を手作りするのが趣味。高級スイーツのレシピを参考にして、同じような味を再現するそうです。 「見た目は市販品には劣るのですが、材料にはこだわっているので味には自信があるんです。この前、同じ幼稚園に通っているママ友が家に遊びに来ることになり、家族が食べて好評だったプリンを作ろうって思いつきました」  由香里さんは、プリンやゼリーなどを自作するときには、一度食べたゼリーの空き容器を洗って再利用しています。 「人に出すときには、そのまま出すことができるし、形も可愛らしいものが多いので気に入っていました。  でもこの前、空き容器を再利用して作った自作プリンをもてなしに出したら、『ちょっと……』とママ友から嫌な顔をされたんです。ママ友は、結局プリンを一口も食べず帰っていきました。  そのママ友は後日『普通は安くても良いから、市販のお菓子を出すのがマナーじゃないかな』とメッセージを送ってきました。『家に遊びに行った時にもホットケーキを作ってくれたけれど、手を洗わないまま子どもが混ぜていたのが気になっていた』とも……。  私も『そういうふうに感じるんだ』と思って、それ以来おもてなしに手作りのお菓子を出すのはやめました」
次のページ 
誕生日プレゼントも手作りをしたが……
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ