ここから残念度が増してきます。10位から4位。
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10位 地球沸騰化 29.5%
10位 オーバーツーリズム 29.5%
9位 アレ(A.R.E.)33%
8位 憧れるのをやめましょう 33.5%
7位 エッフェル姉さん 38.5%
6位 ひき肉です/ちょんまげ小僧 39.5%
5位 Y2K 41%
4位 OSO18./アーバンベア 44.5%
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野球から「アレ(A.R.E.)」(33%)と「憧れるのをやめましょう」(33.50%)がそれぞれ9位と8位に。
大賞にもなった「アレ」とは、阪神の岡田彰布監督が選手にプレッシャーをかけないよう優勝をぼかして言ったのがきっかけです。
今春のワールド・ベースボール・クラシック決勝アメリカ戦を前に、大谷翔平選手が円陣で発したのが「憧れるのをやめましょう」でした。
メディアの過熱ぶりとは裏腹に、野球に興味ない人が多いのかもしれません。
7位の「エッフェル姉さん」(38.5%)は、フランスへの“観光旅行”が批判された、自民党女性局の松川るい議員や今井絵理子議員を揶揄(やゆ)した言葉。なのですが、岸田総理への“増税メガネ”といい、あまりにもひねりがなかった。

(画像:松川るい参議院議員のSNS投稿より。現在は削除)
6位の「ひき肉です/ちょんまげ小僧」(39.50%)は、中学生6人組ユーチューバーグループの「ちょんまげ小僧」のメンバー、ひき肉さんが自己紹介をするときのフレーズです。元気があってよろしいということにしときましょう。
さて、お待ちかねのベスト3。今年まったく流行らなかった新語・流行語はどれだ!?
昨年12月28日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日)に出演したタモリが、黒柳徹子から2023年はどんな年になるかと聞かれて発したワードです。
タモリは「誰も予想できないですね」と前置きしつつ、新型コロナの流行やロシアとウクライナの戦争など混沌とした世界情勢を踏まえて、日本も他人事ではいられなくなるとの意味合いを込めた発言だったと解釈されています。

徹子の部屋 <タモリ>大騒動!?「我が家にテレビが来た日」(2022/12/28放送分)(画像:TELASA配信ページより)
これにネットがざわつきました。緊迫の度合いを増す台湾情勢と、防衛予算を増額する日本政府の対応を重ね合わせて、タモリは戦争に警鐘を鳴らしたのだと考える人が多くいました。
とはいえ、当のタモリがそれ以上の解説をしなかったこともあり、思ったほど浸透しなかったようです。性質上、流行語っていうのもねぇ……。