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そういえば最近聞かない…「街コン」が10年ぶりに復活!主催者に“ならではの強み”を取材

 低下傾向が続く婚姻数や出生数。
ベッドの上でリラックスをする若い女性

※イメージです

 厚生労働省が10月24日に発表した人口動態統計(外国人含む速報値)によると、2023年1~8月の婚姻数は33万2277人と、コロナ前の19年同期比で17.6%減、出生数は50万5776人と19年同期の15.3%減っていることが明らかになっています。  特にコロナ禍での外出自粛により、出会いの機会までも奪われた人は少なくないでしょう。  恋愛だけでなく、人との関わりは一旦失われるとすぐには元通りにはならないもの。アフターコロナの今もなお、「恋愛ロックダウン」の影響が色濃く残っています。 「出会いがない!」という切実な悩みを抱いている人は、属性や性別にかかわらず多いのではないでしょうか。

10年ぶりに街コンが復活!

リンクバル社の事業推進部所属の影山さん

リンクバル社の事業推進部所属の影山さん

 そんな「出会いたいけど、出会いがない」という人や「マッチングアプリには疲弊気味」という人にとっても朗報が。  それは街コンの復活です。街コンをはじめ、さまざまなイベントを運営しているリンクバル社の事業推進部所属・影山さんが解説します。 「そもそも街コンとは、地域の活性化を目的に開催されるものでした。多いときは数千人規模の参加者がひとつの街に集まって、参加店舗で食べ歩きや飲み歩きを楽しむ“回遊型”が特徴です。  その中で、気になる異性とコミュニケーションを取り、連絡先を交換する……というのが基本スタイルですね」  たしかに10年ぐらい前には街コンって言葉自体、よく耳にしたものの最近めっきり聞かなくなったような……。 「2011~2012年ごろには『街コンブーム』が広まり、全国各地で街コンが開催されるように。やがて2015年ごろには恋活・婚活がメインになって、1店舗だけで完結する“店コン”スタイルのもの増えてきました。  しかしその後、マッチングアプリなどが広まり出会いの多様化が進むにつれ、街コンは徐々に下火になってしまったんです」

街コンを知らない若年層も

 いまの10代や20代の中には“街コン”という言葉自体も知らない人も珍しくないそう。 「コロナ禍ではマッチングアプリも大人気でしたが、あらためて弊社がヒアリングしたところ『対面で出会いたい』『マッチングアプリ以外にも新たな刺激がほしい』という声も多数聞かれました」  そんなニーズの高まりを受け、2023年9月、リンクバル社は街コンを復活、イベントには総勢200名ほどが参加したといいます。
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あたらしい街コン、最大の特徴は「エンタメ要素」
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