別れた恋人との写真や動画を、あなたはどのタイミングで消しますか？ 　自分のスマートフォンのデータは消せても、相手のデータまでは管理できません。今回は、「付き合っていた頃に二人で撮った写真や動画を、元彼が何年経っても消してくれない」と悩む女性・志田まなみさん（仮名・29歳）に話を聞きました。 　言いにくいし、「きっと消してくれるだろう」と信じてそのままにしてしまった結果、恐ろしい事態に発展することも……。 「元彼はデートをするたびに、やたら“写真をとりたがる人”でした。二人の思い出にもなるから最初は嬉しかったけど、食事に行ってもカラオケに行っても、なにかとパシャパシャ撮っていて。 　そしてこっちの許可もとらずに、すぐにSNSにアップしちゃう。カレいわく、『思い出は記憶よりも記録に残したい』らしんですが……」 　志田さんが1年間付き合ったその彼氏と、「つい先日別れた」というタイミングで取材しました。 「とにかく撮る枚数が異常なんです。レストランでは食事を前に、納得がいくまでツーショットを何枚も撮るから、料理は中途半端に冷めて最悪。 　遊園地では撮影のためだけに良さげな場所を求めて、靴擦れができるほど歩かされる。『はい、ばんそうこう持ってるよ♪』ってデキる男でしょ？ みたいなどや顔をされても、『そんなものいらないから、最初からこんなに歩かせるなよ！』って思っちゃう。 　結局、すべて彼の自己満なんです」 　気を抜いてまったり過ごせるはずのおうちデートでも、彼の暴走は止まりません。 「二人で週末パジャマや部屋着ですごしていると、そこでも勝手に私のことを撮影するんです。ご飯を作ってるところや、顔を洗っているところ。ぼ～っとしているところとか。 　それを勝手に自分のSNSに載せるから、本当に最悪です。人に見せる用の化粧はしていないから、勝手に晒さないで欲しいのに……。 　友達に愚痴っても、『はいはい、ノロケ（笑）』と言われるだけ。日々ストレスが蓄積していました」