最近、週刊誌の芸能スクープでは、メッセージチャットなどのやりとり画面をそのまま保存するスクリーンショットが“証拠”としてよく流出しています。 　もしも、あなた自身のやりとりが、いつのまにか誰かに保存されているとしたら……。 　想像するだけで、背筋がゾクッとしませんか？ 　今回「自分の知らないところで、メッセージや電話の音声を保存されていた」という女性にお話を聞きました。埼玉県在住の、岸部理央さん（仮名・31歳）。芸能人ではなく、もちろん一般の方です。 「ママ友の、ある行動が気になったのがきっかけでした。娘の保育園のママ友5人でよくランチに行ったり、休日に誰かのおうちに集まったりと、仲良くさせてもらっていたんです。 　そこでお弁当やおやつ代を割り勘にしていて、1円や10円単位は『適当でいいよね』といってみんな多く払うようにしていて。 　でも、ある日一人のママ友のS子が、『先週と、5週間前も私が少し多くもらっちゃったから、返すね』と律儀に返金をしてきたんです」 　返金といってもひとり百数十円のお金だったそう。それにしても、5週間前のやりとりをよく覚えていますね。 「レシートの写真をグループLINEで送って、みんな自分の分をPayPay（電子決済）ですぐに送金していました。でも5週間も前だと、画像の保存期限が切れていて見えないはずなんですよ。 　そこでS子に聞いてみたら、『グループ内のメッセージや画像は、だいたい全部保存してるよ～』とさらりと言われて……」 　全部……？ 「そうです、そこが怖いんです。彼女にスマホの画像フォルダを見せてもらったら、5人のグループラインのスクショ画像がびっしりと保存されていました。 　話していたレシートの画像以外にも、普段の何気ない雑談だったり、保育園の話やグループ内で話したプライベートなことまで……。 　ちらっと見ただけなので“すべて”とは言えませんが、ふつう友達とのメッセージをここまで保存しませんよね？」