“雪の妖精”シマエナガがふわっふわの綿毛みたいでかわいすぎる!北海道なら住宅街でも会えるってホント?「1月20日はシマエナガの日」
日本ではほぼ北海道にしか生息しない鳥、シマエナガ。「雪の妖精」の異名を取り、まんまる・もふもふな姿が愛おしいと、いま幅広い世代から人気を集めています。
そこで、シマエナガを撮影しつづけ、累計フォロワー85万人超の大人気SNSアカウント「ぼく、シマエナガ。」を運営し、2月28日には『まいにち、シマエナガ ポストカードブック』を発売する写真家・やなぎさわごうさんに話を聞きました。
「シマエナガの日」は、2019年に制定。毎年1月20日ごろの大寒(だいかん)の日に祝われます。大寒とは二十四節気の最終節で、一年のなかでもっとも寒い時期を指すもの。じつは、この記念日を日本記念日協会といっしょに制定したのは、やなぎさわさんだそうです。
「この日を選んだ理由は、寒ければ寒いほど、シマエナガは防寒のため羽の中に空気を入れて膨らみ、一層かわいい姿になるからです。そこで、1年でもっとも寒い日とされる大寒を『シマエナガの日』に選んだのです。
制定以来、札幌駅前地下広場でグッズを販売するイベントや、シマエナガを探しにいくイベントが北海道各地で開催されています」
北海道にしか生息していないため、SNSでは「幻の鳥」と呼ばれることもありますが、やなぎさわさんによると、北海道では「意外に身近な鳥」とのこと。
もしかして、わざわざ遠い山などにいかなくても見られるということ?
「現在、シマエナガは北海道全域に住んでいます。住宅街にも現れることがありますよ。ビアガーデンや雪まつりの会場になる、札幌の大通公園でも遭遇したことがあります。
とはいえ、かなり小さな鳥で、体長は13~14センチメートル程度、そのうち半分は長い尾が占めているので、どれだけ小さいか想像していただけるかと思います。
名前の由来はその特徴的な長い尾。柄杓(ひしゃく)の『柄』のように長い尾を持つから『エナガ』で、『島』は北海道を指しているそうです」
1月20日が「シマエナガの日」って、知っている?
