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冬ドラマ名演俳優ベスト3。“日曜劇場”の21歳も圧巻だけど、NHKの“彼” がNo.1!

2025年の冬クールドラマが続々最終回を迎えています。毎クールのドラマチェックを欠かさないアラフォー筆者が、この1月クールで「今後の活躍が楽しみ!」と、期待が高まった俳優さん3人をご紹介します。 ※以下、各ドラマの一部ネタバレを含みます。

奥平大兼『御上先生』

まず触れたいのは、若手俳優陣が多く出演する日曜劇場『御上先生』(TBS系)のなかで名演を見せている奥平大兼(21)。文科省のエリート官僚・御上孝(松坂桃李)が教鞭をとることになったクラスの生徒・神崎拓斗を演じています。
神崎は報道部の部長で、ジャーナリスト志望。第1話から「御上先生は犯罪者」と校内新聞で報じたほか、常盤貴子演じる冴島悠子の不倫を校内新聞でリークして教師退職に追いやった過去をもつなど、物語の主軸を担っています。

静かな闘志を瞳に宿し、ベテラン勢と正面からぶつかる

神崎はクールで喜怒哀楽を表に出さないタイプでありながら、カリスマ性をもつという人物設定。相反する感情が入り混じった複雑な気持ちを、彼の「瞳」から感じることができます。新聞記者の父親には尊敬と反発。未熟さを指摘してきた御上には悔しさと苛立ち。彼が大人たちに向ける眼差しは、こちらが居ずまいを正されるほどに鋭いのです。
松坂桃李、堀田真由、そして常盤貴子といった演技派俳優を前にしても、臆することなく真っ向からぶつかっていく姿には誰もが惹きつけられます。それもそのはずです。奥平は映画『MOTHER マザー』において、母親(長澤まさみ)との関係に翻弄される息子という難しい役のオーディションに演技未経験で挑んだとか。そして役を勝ち取り、演じ切った逸材です。第44回日本アカデミー賞をはじめ、多くの新人賞を総なめにしました。10代とは思えない、あの諦念の表情を忘れることはできません。 そこから映画やドラマで着々とキャリアを重ねている奥平。5月には出口夏希とダブル主演作の『か「」く「」し「」ご「」と「』が公開され、8月公開の竹野内豊主演の映画『雪風 YUKIKAZE』への出演も発表されています。底知れない実力で、これからも私たちを驚かせてくれることでしょう。
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2人目は? 変幻自在な“カメレオン”
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