「芸能人の妊娠報道にも劣等感…」人気40代YouTuberが“つらく苦しい体験”を赤裸々に語ったワケ
SNSで150万人以上の総フォロワーを持つ人気YouTuber・あいりさん(48歳)が、不妊治療から高齢出産までの経験を綴った新刊『45歳で初めてママになりました。私の不妊治療・妊娠・出産のすべて』が、2025年3月27日に発売されました。
爆速メイクに挑戦するショート動画「1分メイク」や福袋開封動画など、ビューティ、ライフスタイル系の発信でおなじみのあいりさんですが、私生活では5年間の不妊治療を経て、45歳で男の子を出産。不妊治療期間では、二度の流産も経験したといいます。
今回は不妊治療中の心境について、本書から当時を描いたコミックエッセイを紹介。あいりさんご本人にも話を聞きました。

「不妊治療で一番つらかったのは、ゴールが見えないことでした」
あいりさんは、30代で初めて不妊治療を始めました。タイミング法(※1)からスタートし、人工授精(※2)は約2年間で20回ほど試したそう。
「治療を何度繰り返しても、結果が出ない。いつ妊娠できるかは、誰にもわからない……。そんな日々が延々と続くんです」
※1タイミング法…医師の指示のもと妊娠しやすいタイミングで性交渉をおこなう方法
※2人工授精…妊娠しやすいタイミングで精液を子宮内に直接注入する方法
治療中は、周囲の妊娠報告や子どもの写真を見るたびに複雑な気持ちになったといいます。
「友人から年賀状が届いてお子さんの写真を見ると、嫉妬してしまうこともありました。芸能人の妊娠報道を見たり、街で妊婦さんを見かけたりすると、ひどい劣等感にさいなまれてしまって。そんな自分が嫌で嫌でまた落ち込む、という負のループに陥っていました」
あいりさんは当時、派遣社員として働いていました。家族連れのお客様が多く訪れる職場で、上司からの何気ない一言に傷ついたこともあったそうです。
「『子ども、ほしくないの?』『子どもがいたほうが楽しいよ』なんて言葉をかけられるたび、勝手に傷ついてしまって」

一番つらいのは「ゴールが見えないこと」
芸能人の妊娠報道で劣等感に襲われることも
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『45歳で初めてママになりました。私の不妊治療・妊娠・出産のすべて』 SNSの総フォロワー数150万人超の人気YouTuber・あいりが赤裸々に綴る、涙と笑いのリアル体験記。 「どうしたら妊娠できるの?」 「このままずっと授かれなかったらどうしよう……」 40歳で始めたYouTubeの裏側で、私は長年の不妊治療と向き合っていました。 5年間の治療、2度の流産を経て、44歳で妊娠。そして45歳で初めて母にーー。 心がボロボロだった不妊治療の日々、妊娠中のさまざまなトラブルや理想とはかけ離れた出産、産後の体の変化……エッセイと漫画で、すべてを包み隠さずお届けします。 ![]() |