「不倫しやすいのは世帯年収は?」探偵が明かす夫婦の特徴
一見、十分な年収のように思える800万円という数字だが、実際に都心部で暮らす家庭では綱渡りのような生活を強いられていることも多い。その姿を追った――。
「世帯年収800万円というのは、浮気調査を依頼する人の多くを占めるゾーンなんです」
と話すのは、全国に支社を持つ探偵会社「原一探偵事務所」の調査員、福田雄一郎氏だ。
曰く「そのような世帯は“あぶく銭”があるため浮気などのトラブルになりやすい」という。
「調査費を支払う余裕があるのも相談件数が多い理由の一つですが、もっと低い300万円くらいの年収世帯だと、生活がキツキツなのでそうした余裕もない。調査依頼を受けて調べると、9割方の男性は“クロ”ですね」
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ただ、夫の浮気が確定しても「即離婚」という結末を迎える夫婦は少ないのだという。
「大体年収800万クラスだと、慰謝料は300万円前後が妥当です。もともとの年収が低ければ、とっとと慰謝料をもらって今の生活に見切りをつけることもできるのでしょうが、年収800万ともなると、なかなか今の生活を手放せなくなる。その結果、浮気相手の女性にだけ慰謝料を請求したり、夫婦仲が冷めたまま夫婦生活を続けるケースが多いんです」
相談事例のなかには、夫の浮気が原因でうつ病になり、心療内科へ通院している女性もいたという。
「ただ、浮気をガマンしていた奥さんも、子供の受験が終わったり、成人して手がかからなくなると急に離婚を切り出すんです。そのための“切り札”はすでに持っているわけで、それを突きつける」
最近では、逆に妻の浮気を疑う夫からの依頼も増えているという。
「『妻の浪費が激しくなったのは浮気してるからではないか?』という相談も受けますが、この場合ママ友との交際費だったり、周囲に合わせて金遣いが荒くなっていることも多い。カネはあっても贅沢ができるほどの余裕はないはずなのに、中途半端なプライドのせいで無理をしてしまうのもこの世帯の特徴かもしれませんね」
それなりに稼いでいる家庭だからこそ抱える闇もあるようだ。
―都心部[年収800万円]家庭は火の車だった【9】―
現役探偵が断言。「年収800万円世帯は浮気しやすい」
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