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月収70万円なのに貯金ゼロ。プチリッチ家庭の危ういパターン

 夫婦になると、お金をめぐるバトルも増えるものです。たとえば夫の小遣い問題。明治安田生命保険の調査によると、夫の小遣いの平均は月3万5347円(20~50代男性524人に調査、2013年11月20日発表)。よそのお宅では夫の小遣いをどうしてる? 夫側の声を取材してみました。

高給取りなのに妻に使われ貯金はほぼゼロ!

<33歳 月収約70万円> 「お金に不自由はしていませんが、忙しくて使う暇がないので給料が高いという実感はありませんね」  そう語るのは、人材派遣会社で管理職を務める田沢隆さん(仮名)。4歳の娘がいながらも、家には寝に帰るだけで、食事は3食すべて外食。同世代がうらやむ収入を得ている彼だが、趣味や遊びに使うお金はほぼゼロだという。  とはいえ、月に10万円以上も使えるのはうらやましい限り。使う暇がないなら貯金もかなりのものでは? 「実は、ほとんどありません。嫁がすぐに使ってしまうので……。気がつけば、新しい服とかアクセサリーが増えているなんてことがしょっちゅう(苦笑)」  収入のほとんどを奥さんが勝手に使っているって、それでOK? 「いや、実は『あえて』嫁の好きにやらせているんですよ。ウチの嫁は24歳と自分よりもかなり若く、娘を産むのも早かったので、年頃の女のコがしたがるようなことができないまま母親になった。口には出しませんが、内心は不満やグチもあると思うんです。だから、今は口出しせずに嫁のしたいようにさせているんです」  だが、子供が成長すれば養育費などの支出は増える。いくら田沢さんが高給取りでも、「そろそろ嫁にも大人になってほしいと思っている」とか。  高給取りには高給取りなりの悩みがあるようで……。  妻からすると、食事は外で食べてくれるわ、買い物は自由にさせてくれるわで、理想的な夫に見える。  ところが、この手のプチリッチ家計が、実は破綻リスクも高い、というのはファイナンシャルプランナーがよく言う話。なにかのきっかけで収入が下がったときに、なかなか生活レベルが下げられないのだという。  「あのとき貯めておきゃよかった」とならなければいいのだが……。 【田沢さんの小遣い収支表】 小遣い額10万5000円 [使い道] 食費(外食代や弁当代)5万円 交通費2万円 タバコ代1万円 飲み代1万5000円 その他1万円 <PHOTO/Andres Rodriguez> ― よその家庭は?夫の小遣い事情【4】 ー
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