夫は泥酔して野宿、妻は無関心…サムすぎる家庭事情
夫婦になると、お金をめぐるバトルも増えるものです。たとえば夫の小遣い問題。明治安田生命保険の調査によると、夫の小遣いの平均は月3万5347円(20~50代男性524人に調査、2013年11月20日発表)。よそのお宅では夫の小遣いをどうしてる? 夫側の声を取材してみました。
<31歳 月収約25万円>
現在、親戚の家に家族で住んでいる水口健二さん(仮名)は、家賃が浮いている分、月々もらう小遣いは5万円と比較的多め。しかし、それでも月末になると必ず金欠になるという。その原因は週に2~3回ある社内での飲み会だ。
「数字と向き合う仕事ということもあって、職場ではとにかくストレスが溜まりやすい。そのためか、社内には酒で憂さ晴らしをする人が圧倒的に多く、上司の中には、飲みの席で自ら“一気飲み”を披露する人もいるぐらいなんです。
そのぐらい周りが酒好きばかりだから、当然僕も付き合いで飲みにいくことが多いんですが……」
飲み代は先輩たちが支払ってくれることがほとんど。しかし、時には割り勘になることもあるため、週で換算すると5000円程度の出費になってしまうのだとか。
「一番の問題は、泥酔して終電を逃したとき。それぐらい飲めば当然財布は空になりますから、タクシーに乗ることも不可能。でも、次の日の仕事を考えるとちゃんと睡眠を取らないといけないし……。となると、結局は公園のベンチで寝ちゃうんですよね」
最近では、“野宿”を想定して飲みにいくことも多いという水口さん。歩いて30分程度の距離なら歩いて帰ることも少なくないという水口さん。「タクシー代はもちろん、始発の電車代だって浮かせられるじゃないですか」と非常に前向きだ。
でも、家に帰らない夫に、奥さんは何も言わないの?
「特に何も。最近僕への関心が薄れてるようで……」
家庭に帰るよりも、野宿のほうがよっぽど温かい!?
【水口さんの小遣い収支表】
小遣い額5万円
タバコ代(3日で2箱)1万円
食費(昼食、飲み物代)1万5000円
飲み代(1回5000円程度使用)2万円
パチンコ代5000円
― よその家庭は?夫の小遣い事情【6】 ー
終電を逃すと公園で野宿、それでも飲みたい
