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森絵梨佳のヤンキー口調の毒舌が爽快すぎ!夏ドラマの助演女優賞【前編】

夏ドラマを勝手に表彰! 助演女優賞 前編】  2016年の夏ドラマ大賞を総評中の芸能ライターのスナイパー小林です。  今クール、実は深夜ドラマが非常に楽しかった。映画もヒット中の『闇金ウシジマくん3(TBS)』に『ラブラブエイリアン(フジテレビ)』の2作が私のハートを射止めてしまった。  何かと規制がキツくなってきているゴールデンタイム。「そこ、乳首がなかったらおかしいんじゃねえの?」というシーンも何事もなかったかのようにスルー。「演出でタバコを吸ったら教育問題」ではドラマの立場がまるでない。  そこにきて、この2作はもうギリギリのラインまでやりたい放題だった。人の本音が炸裂、エロシーンも怖いものなし。深夜だからこそできる強みを余すところなく使っていた。そんな2作から助演女優賞のお二人を。

美人の毒舌が新しい快感の開拓地に

助演女優賞:森絵梨佳(ラブラブエイリアン/フジテレビ)
ラブラブエイリアン

「ラブラブエイリアン」公式サイトより http://www.fujitv.co.jp/love2_alien/

 森絵梨佳といえば浮かんでくるワードは美人だ。なにやら女性の“なりたい顔No.1”になったと話題にもなったが、そんなのは当たり前。好バランスなパーツ配置に印象的な程よいタレ目。いつも蒸気していそうなツヤ色肌に、しっとり髪。それでいて人妻だというのだから、女性の欲しいものをすべて手中にしているようなものである。  モデルから女優として新しい道へ踏み出したものの、観る側の印象に残る作品がなかった。そこにきてドカンと登場したのが『ラブラブエイリアン』の宇田川由日子役だ。職業は美容師。友人と、なぜか宇宙人と一緒に一軒家に住む由日子。顔はむちゃくちゃ可愛いのに、スイッチが入るととんでもない毒舌になる。「はあ?」「てめえ!」のヤンキー口調をベースに相手へ突っ込んで行く様子はもう最高だ。  第3話の合コンのシーンでは、宇宙人が本音スイッチを入れてしまったことも原因のひとつだが、セックス目当てで合コンに参加してきた男性たちに怒鳴った。いや、完全に脅していた。 「よくこんなバカ(男)ばっか集めたな!」 「おい、てめえ! ヤリモクできてるくせに(参加女性の)彼氏の有り無し気にしてんじゃねえよ!!」 「おいおい、美容師相手に髪型ディスるとか度胸ハンパねえな! そのカラーリング続けてたら3年後どんだけ毛量減るか、的確に予想すんぞ、コラ!」  もう見ていて爽快そのものである。それもあの可愛い顔のまんま攻め込んでくるので、ブスが発するよりも相当ドスが効いていた。これから落ち込むことがあったら、この録画を見直して元気を出そうと思う。  美女の毒舌は気持ちがよい。ドラマの新しい定義を森絵梨佳が教えてくれた。
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深夜のあられもない下着姿に話題騒然
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