ももちは幼稚園の先生になれる?元保育士が勝手にアドバイス
アイドルグループ「カントリー・ガールズ」のメンバー“ももち”こと嗣永桃子さんが、来年6月をもって芸能界を引退すると発表しました。その後は「幼児教育の勉強をして、その道を仕事にできれば」とのこと。
芸能界から保育の現場という異業種への転職は、現実的にみてどの程度可能なのか? どうすれば夢を叶えられる?
幼稚園、保育園、そして幼児教室で先生をしていた経歴を持つ筆者が、僭越ながら先生の道を志すであろう、ももちさんの今後を勝手に考えてみました。保育業界への転職を考えている方にも、参考になれば幸いです。
ももちさんは、アイドルとして活動しながら4年制大学を卒業し、幼稚園教諭と小学校教諭の免許を取得したそうです。つまり、幼稚園か小学校であれば今すぐにでも働けるということ。
ただ、現在ももちさんは決めた方向性があるわけではなく、「幼児教育」ともおっしゃっているので、仮に幼稚園への就職と考えてお話させていただきます。
このご時世にありながら、高い就職率を誇る幼稚園。大学や専門学校など資格を取得するために学んだ環境で多少のばらつきはあるものの、8割近くが卒業と同時に先生として働けているようです。
少子化が叫ばれる時代に高い就職率を誇るのは、給料の安さによる離職のほかに、「子どもが好き」という女性が先生になっているため「結婚したら自分の子どもを」と退職してしまうことが多いのも一因のよう。
ただ、就職率の高さはあくまで新卒の話。
資格取得からブランクがあった場合は、その間の経験値などが重要視される傾向にあるようです。例えば過去に幼稚園や保育園で働いた経験があれば、即戦力として期待できるため採用率は高め。なかには主任などの役職付きで迎え入れられることもあるようです。
逆に、ももちさんのように異業種からの転職の場合は、自身を採用するメリットをアピールできないとなかなか苦戦するようす。「前職での経験がこんな形で活かせます!」というのがないと、厳しいのかもしれません。このあたりは、どの業種でも同じですね。
そう考えると、ももちさんが引退後すぐに幼稚園に就職するのはあまり現実的ではないのかも。とはいえ、彼女自身も言っているように、「幼児教育の勉強をして」からなら可能性は高まりそうです。
保育業界は高就職率 ただし異業種からは厳しい

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