『マンチェスター・バイ・ザ・シー Manchester by the Sea（原題）』の演技で放送映画批評家協会賞の主演男優賞を受賞し、GG賞やアカデミー賞の受賞も確実視されているケイシー・アフレック（41歳）は、セクハラで訴えられた過去を持つスター。 　本人は否定しているようですが、『Huffington Post』によると、セクハラがあったのはケイシーが監督を務めた『容疑者、ホアキン・フェニックス』（2010年）の撮影時だったとか。 　女性スタッフ二人が、ホテルの同室に泊まることを強要されたり、ベッドに忍び込まれたり、ケイシーの“あそこ”を見せられた他、「もうそんな歳なの？ 早く子供産めば」と言われたこともあったとして訴えを起こしました。 　賞レースの大本命と注目されたことで黒歴史が掘り起こされてしまったケイシー。 　しかし、同誌は「兄のベン・アフレックと（その親友）マット・デーモンがケイシーと一緒に同作のPRを行っていることが、メディアの目を逸らす助けになっている」と分析。過去のスキャンダルに関係なく、ケイシーがアカデミー賞を受賞する可能性が十分あることを示唆しています。 　さらに、『マダム・フローレンス！ 夢見るふたり』で GG賞ミュージカル・コメディ部門の主演男優賞候補となっているヒュー・グラント（56歳）は、その昔、車中で売春婦とお楽しみ中のところを逮捕された痛すぎるスター。 『ロブスター』の演技でヒューと同賞を競うコリン・ファレル（40歳）は、アルコールとドラッグ中毒だったことをTV番組で明かしています。 　スキャンダルに見舞われても、しぶとく浮かび上がり、国際的な映画賞に名を連ねるハリウッドスターたち。日本の芸能界のみなさんも、彼らを見習ってがんばってカムバックして欲しいものです。 Source: 『Variety』http://variety.com/2016/film/in-contention/playback-podcast-mel-gibson-hacksaw-ridge-1201902509/ 『Huffington Post』http://www.huffingtonpost.com/entry/why-the-casey-affleck-sexual-harassment-allegations_us_5845f081e4b0496fbcb0c309 ＜テキスト ／橘 エコ＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【橘エコ】 アメリカ在住のアラフォー・ブロガー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ハリウッド最新映画レビューやゴシップ情報などのほか、アメリカ女子を定点観測してはその実情をブログで発信中。WEBマガジン「milkik」では「アメかじシネマ」「愉快なアメリカ女子」を連載中（http://milkik.com/）