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えっ、20~30代でも更年期に!こんな症状に注意して

「更年期障害」は20代の女性にとっては“まだまだ先の話”と他人事でしょう。30代以上になると、電車で汗を大量に流して大変そうな女性を見かけて“いつか来る更年期”におびえる方もいるのではないでしょうか。 更年期障害 ですが、他人事と思わないでください。若い女性も更年期障害になることがあるのです。今回はその「若年性更年期障害」について「咲江レディスクリニック」の丹羽咲江先生に取材しました。

ほてり、汗etc.…そして生理の異常

――「若年性更年期」とは、どのようなものなのでしょうか? 「45歳から55歳の間に起きると『更年期障害』というんですが、それよりも早い年齢で更年期障害が出る人のことを『若年性更年期障害』といいます。  更年期障害には必ず、月経の異常を伴うという症状があります。その症状があれば、『SMI(簡略更年期指数)スコア』というチェックリストで症状の状態を確認します。50点から60点以上になると更年期症状が出ているという診断をします。  SMIには<顔が火照る><汗をかきやすい><腰や手足が冷えやすい>などの項目が並び、どの程度当てはまるかで更年期症状があるかどうかを診断するんですね。  そもそも若い方ですと、汗をかいたり火照ったりなどしても、まさか自分が更年期障害になっているとは思いつかないと思います」 汗――では月経異常が起こることが一番のサインでもありますか? 「そうですね、更年期の症状はもともと、広い意味で『自律神経失調症状』なんです。更年期症状のうち、めまいや動悸などはストレスでも出ます。  女性ホルモンの変動を伴って体調を崩すものを『更年期症状』、『更年期障害』といいます。もし月経異常がない場合は、内科や心療内科を受診すると良いかもしれません
丹羽先生写真

丹羽先生

――若年性更年期障害になりやすい人の特徴などはあるのでしょうか? 「生活が不規則であったり、食事の内容が偏っていることが考えられます。  食事をぬくこともそうですが、実は女性はパスタランチなど、炭水化物を過剰に取りやすい傾向にあるんですね。肉や野菜とかをきちんと取らなくて栄養バランスが偏っていたり、甘いものをたくさん食べるというような生活が続いている場合は要注意です。 f9ca43a3f8b553c0204408a6e3125394_s 睡眠も関係があります。携帯やスマホを寝る直前まで見ているせいで眠りが浅い場合や、忙しすぎて睡眠時間がそもそも足りない場合。そういう人は更年期症状が出やすくなります」  働く女性には結構当てはまるものが多いのではないでしょうか。自分の不調がホルモンによるものか、精神的なものかを判断するために月経周期を確認してみることをおすすめします。 <TEXT/寺西ちえ>
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