クレジットカードを2枚以上使っている人は危ない?【あなたの破産レベルチェック】
これまで実際の赤字家計のケースを紹介してきたが、赤字家計と生活習慣との間には関係性が見られる。
そして、破産する人が陥りがちな生活習慣を分類したタイプのうち、「その場しのぎ型」「見えっ張り型」に続いて、「ゆるゆる型」「心のスキマ型」をこれまで紹介してきた。
今回お伝えしたいのは、「情報に振り回される型」「面倒くさがり型」の2つだ。自分は当てはまっていないかチェックしてみてはどうだろうか。
●「情報に振り回される」型
お金のカリスマ・田口智隆氏は、「この型に当てはまる人は、世間一般の情報を鵜呑(うの)みにしすぎる人が多いのではないでしょうか」と警鐘を鳴らす。正しくない情報を信じ込んでしまうと、損したり儲け損なうリスクが高まるという。
「例えば、生命保険は国内の大手が安心と信じて高い保険料を払っていませんか?
クレジットカードもお得だからと複数使い分けようとしても、そもそも管理が苦手な人には難しい。だったら一枚に絞ったり、現金払いのほうがいいでしょう」(FPの横山光昭氏)
「世の中で言われていることは本当にそうなのか? と別の見方や、検証することが大切です」(田口氏)
□お金のかかる趣味がある
□ピンときたら即決することもある
□よくわからないけどオール電化である
□新商品と聞くだけで興味がわく
□サプリメントを何種類も飲んでいる
□スマホや家電はとりあえず最新機種を買う
□英会話教材や自己啓発本がたくさんある
□クレジットカードを2枚以上使っている
□100円ショップの商品がやたら多い
□よくわからないけど国産にこだわる
●面倒くさがり型
「シャワー中に排尿したことがある人は、『今がよければ』『今回だけ』という思考がある」と田口氏は話す。
「そういった安易な思考を持つ人は、必ずお金の面でも同じ考え方をします。しかも、その“今回”は一回だけのつもりが、よく訪れるのが現実。一回一回注意しましょう」
また、忙しさを理由に未処理の振込用紙や未開封の封筒がある人は、面倒くさがり屋で、お金の管理も苦手な人が多い。
「これらの書類の処理ができないほど時間がない、なんて人はいないはず。ポストから出したら、処理するまで座らないなど、実行可能なルールづくり、仕組みづくりをするのも効果的です」(横山氏)
□シャワー中に排尿をしたことがある
□トイレや水回りが汚い
□LINEは「。」を省略することがある
□冷蔵庫の中に液だれなど汚れがたくさんある
□忘れものを取りに戻るとき、土足で部屋に上がる
□使い捨てコンタクトを使いまわす
□赤信号でも車の途切れ目に横断する
□未処理の振込用紙や未開封の封筒がある
チェックリストに当てはまるものが多かった場合は、生活習慣を改めるべし!
【横山光昭氏】
家計再生コンサルタント。家計の借金・ローンを中心に個々の状況に合わせた相談・指導で、リバウンドのない確実な再生を実現。これまで9000以上を診断
【田口智隆氏】
お金のカリスマ。34歳でお金に不自由しない「お金のストレスフリー」を実現。その経験を活かしマネー・カウンセリングで個別に相談などにも乗る
―赤字300世帯から判明![破産する人]の生活習慣 vol.12―


