ハリウッド女優に例えて羽生&宇野選手の立ち位置を紹介
今回、フィギュア・男子シングルで注目された選手をまとめた『タイム Time』。

雑誌協会代表撮影
同誌では、日本同様に自国の選手(アダム・リッポンやネイサン・チェン)にばかり注目しがちなアメリカのフィギュアファンに向け、まずは金銀メダリストの立ち位置を解説。
昨年の世界選手権で宇野選手が羽生選手に次いで2位だったことに触れ、「他の時代なら、Shoma Unoは間違いなく日本で一番のスター選手だったことだろう。Yuzuru Hanyuがメリル・ストリープなら、彼はグレン・クローズと言ったところだ」と紹介しました。
よほどの映画好きでないと分かりづらい例えですが、要するに「いつも羽生選手の話題に隠れてしまうが、宇野選手も並外れた才能の持ち主だ」ということが言いたいのでしょう。

グレン・クローズ主演映画「101」ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
グレンとメリルは同年代の演技派女優。実力・名声ともにアメリカでは両者トップクラスに君臨するものの、グレンはどうしてもメリルの影に隠れがち。アカデミー賞ノミネート回数もメリルが21回なのに対し、グレンは6回とグンと少ないのです。
このように、アメリカからも熱視線が注がれる宇野選手。世界での人気もメダル級ですね。
Source:
『The New York Times』https://www.nytimes.com/2018/02/16/sports/olympics/figure-skating-yuzuru-hanyu.html
『Los Angels Times』http://www.latimes.com/sports/olympics/la-sp-olympics-figure-skating-mens-20180216-story.html
『Time』http://time.com/5162692/olympics-mens-figure-skating/
『New Yorker』https://www.newyorker.com/news/sporting-scene/a-dazzling-night-of-mens-figure-skating-at-the-winter-olympics-adam-rippon-yuzuru-hanyu
<TEXT/アメリカ在住・橘エコ>
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アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。