結婚初夜なのに…花嫁が1人、カビ臭いボロ部屋で夜を明かした理由
結婚式には多少のトラブルもつきものといいますが、中にはこんな珍トラブルに遭った女性がいます。
「あの一件は、その先の結婚生活の前触れだったのかもしれません」と語る斎藤ユカさん(仮名・29歳)に「結婚前後の笑える&泣けるエピソード」を尋ねてみました。
「3年前、12月23日の祝日に結婚式を挙げました。入籍はクリスマスイブにしたいという私の希望で、式の翌日に彼と一緒に婚姻届を出しに行く約束をしてたんです。
式は無事終わり、私達は2次会のあと、それぞれ3次会へと向かいました。3次会からはお互い友達同士で飲みに行くことになったので、彼とは別行動になったんです。式は挙げたけれどお互い独身最後の夜ということで、私も彼も深夜まで飲むつもりでした」
飲んだ後は彼の家に泊まる予定だったユカさん。しかし、事件は起こります。
「深夜3時頃、彼に『そろそろお開きだけどどう?』と連絡をすると『もう家に着いたから待ってるね』との返信が。それから30分後に彼の家に到着したのですが、インターホンを押しても出ない……。もしかして寝て!? と、彼に電話をするも全く出る気配なし!
彼、一度酔って寝てしまうとなかなか起きないんですよ。何度インターホンを鳴らしてもまったく出ない状況に、もしかしてこのまま締め出されるの!? と急に焦りが出てきて、一気に酔いも冷めました。
それでもめげずに電話をし続けたけど、鍵が閉まったドアの向こうから、バイブレーションの音だけが微かに響くばかり。結婚式からずっとマナーモードにしていたようで、少し鳴ってはすぐ留守電に……」
30回は電話をかけたというユカさん。しかし限界がやってきます。
「この日の気温は3度。コートは着ていましたが、その下は2次会で着ていたノースリーブのドレス1枚。このままでは凍死してしまうので、どこかに泊まるしかないと考えました。
すでに電車はなかったけれど、幸い彼のマンションはラブホテルやビジネスホテルが近くにあるエリア。どこか空いているだろうとホテルを探しましたが……そう、この日はクリスマス前の祝日! シティホテルどころかラブホテルもすべて満室でした。
寒空の下、ストッキングにヒールで歩き回り、やっと空室の看板を見つけたのは民宿のような古いラブホテル……。そんな部屋でもクリスマスなので、料金は7000円!
クリスマスイブの前日に結婚式
凍える身体でホテルに避難しようとしたけれど……
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