結婚式場の見学で4時間も“監禁”されて…強引営業にのけぞった
「イメージしていた会場と違う」「見積もり金額と請求金額が違った」など、挙式や披露宴でのトラブルを耳にすることはよくあります。しかし、今回はその前段階である「結婚式場見学」で起きたトラブルについて紹介します。
「結婚が決まり、某結婚情報誌を読んでいたとき『行くだけならタダ!お得で楽しい式場見学に行こう!』という一文を見つけたんです」と語り出したのは、大石さえさん(仮名・31歳)。
式場自慢の料理を試食したり記念品がもらえたりと、式場見学について調べれば調べるほど「絶対に行かねば!」という気持ちになったというさえさん。いくつかの会場に見学を申し込み、面倒くさがる婚約者を連れて見学に行ったのです。
「最初は夢見心地でした。披露宴会場がかわいらしくて、スタッフの対応も丁寧。控え室に入るとスイーツとウェルカムドリンクをふるまわれました。素敵な演出に『来てよかった』と思いましたね」
しかし、途中から雲行きが怪しくなります。
「突然『サプライズをしましょう』と私だけ連れ出され、控え室でウエィングドレスを着させられました。それで『ご対面です!』と夫の前に連れ出されるのですが、夫も待たされたあげく突然のドレス姿にどうリアクションしていいのかわからず戸惑っていました。私もドレスを着させられて『どうしよう』という感じになっていたんです。
さらに、チャペルへ連れて行かれて『ここから物語を始めましょう!』と夫と腕を組まされました。チャペルの扉が開くと、数十名のスタッフが列をなしてお出迎え。音楽が流れて『おめでとう』と花びらが舞いました」
さえさんも婚約者もここで『ひきかえせなくなった』と後悔したと言います。
このあと、本当の恐怖が始まります。
「そのあとは、男性スタッフ1名だけが残り、狭い事務室(ほぼ密室)に連れて行かれました。そこでさらに食事を出されたのですが、私も夫も申し訳なくて手がつけられませんでした。そんな状況でスタッフから『今日、契約すれば〇〇円です』といきなりお金の話をされました」
このやりとりは、1時間ほど続いたと言います。
これ見学だよね? 豪華すぎる演出にびっくり

なかなか帰してもらえず、4時間も監禁される
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