35歳女性の思い込み恋愛がコワすぎる。片思いの男性を待ち伏せし…。
派遣OLを務める志穂さん(仮名・35歳)は昔から思い込みが激しいタイプの女性でした。25歳の時には、彼氏に誕生日プレゼントで指輪を買ってもらったことをプロポーズだと思い込み、SNSで「婚約しました!」と宣言。
それが彼の目に留まり「結婚はもう少し仕事が安定したら考えたい」と言われてしまいましたが、志穂さんは「もう皆に言っちゃった」と開き直り、結局彼にはフラれてしまいました。
そんな性格ゆえに、なかなか彼氏ができなかった志穂さん。だが、少し前に気になる男性ができたといいます。
「相手は派遣先の課長で谷原章介似の38歳。派遣の私にもすごく優しくて、ミスをかばってくれたりするんです。体調が悪いから会社を休みたいと連絡したときには『無理しなくていいのでゆっくり休んでください』と言ってくれて……。それで好きになっちゃいました」
それ以来、ことある毎に課長を飲みに誘おうとする志穂さん。しかしなかなか実現しません。
「やっぱり課長と派遣社員という立場だし、最近はセクハラとか厳しくなっているんで断っているんだと思います。遠慮しなくていいのに……」
志穂さんと課長が顔を合わせるのは会社のみ。そこで志穂さんは彼のリサーチを始めます。
「もし結婚してたら嫌じゃないですか。だから社員名簿でこっそり住所と電話番号を調べたんです。グーグルマップで住所を調べてみるとマンションは1DKと判明し、これは独身で同棲もしてないと確信したんです」
そして、志穂さんはある決意を固めます。
「飲みに行けないのなら、告白しようと思ったんです。告白して彼女になっちゃえばずっと会えるし、もしかしたら結婚もあるかもしれない。私も35歳でいつまでも派遣社員なんか嫌だし、思い切ってバレンタインに告白することにしたんです」
そう決めたら突っ走る志穂さん。さっそく、告白のための準備を始めました。
「服はやっぱりワンピースがいいかなと思い切って2万円のものを購入しました。次はエステで1回2万円のコースでデトックスと脱毛と肌のトリートメントもしました。そしてチョコレートはピエール・エルメ・パリのもので5000円。前日は美容室でトリートメント、当日はヘアメイクをしてもらい会社に行ったんです」
「好きな課長の住所を、グーグルマップで調べたの」

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